パナソニックは、ルームエアコン「エオリア LXシリーズ」の2023年モデルを11月10日に発売します。室内の空気を屋外に排出する「排気換気」機能や、冷房が苦手な人向けに「しっとり冷房」機能を搭載しました。ラインナップは6~29畳用の全10モデルで、価格はオープン。店頭予想価格は29~44万円前後。
「給気換気」に「排気換気」をプラス
従来の機能「給気換気」に加え、室内のこもったニオイや湿気といった不快な空気を屋外に排出する、「排気換気」を搭載しました。給排気切替弁と室内外切替弁の独立した開閉弁を搭載することで、風路の気密性を確保しながら空気漏れを最小限に抑えることに成功。高い換気量を実現しました。
リモコンで「給気換気」「排気換気」を切り替えられるほか、「AI快適おまかせ」運転時は、室内外の温度や湿度の状況に応じて、給気/排気をエアコンが自動で選択します。もちろん、冷暖房しながらの換気に加え、換気の単独運転も可能です。
さらに、室外機と室内機をつなぐホースにマフラーを搭載。給排気風路を最適化することで、換気時の運転音にも配慮しました。
換気(給気)に加え、同社の独自技術「ナノイーX」を使うことで、室内に付着した花粉やニオイ、カビ菌などに対しても抑制効果を発揮します。
「抗ウイルスエアフィルター」で内部の清潔性が進化
2023年モデルの「エオリア」では、「抗ウイルスエアフィルター」を新たに採用。エアフィルターにAg+(銀イオン)と抗ウイルス剤をコーティングすることで、捕集したほこりに潜む菌の増殖を抑制し、特定のウイルスの数を減少させます。これにより、従来の「ナノイーX」内部クリーン運転によるエアコン内部の「カビ菌の除菌」とともに、エアコン内部を清潔に保ちます。さらに送風ファンに防汚・防カビコーティングを施すことで、ホコリの付着やカビも防ぎます。
「すぐでる暖房」と「しっとり冷房」でどの季節でも快適に
冬も夏も快適に過ごせる機能も搭載しています。
その1つが「すぐでる暖房」です。朝昼晩、曜日ごとに、暖房をよくオンにする時間帯を「エオリアAI」が学習。生活スタイルに合わせて自動で予熱運転するので、運転スタートすればすぐに温風を吹き出します。実際に、吹き出し温度が40℃に到達するまでの時間が従来比で約30%アップしたそうです。
冷房では、エネチャージを活用した「エネチャージ極上冷房」に加えて「しっとり冷房」を新たに搭載。設定温度に到達した後に、湿度をコントローしてくれる機能です。乾燥や冷えを防いでくれるので、冷房が苦手な人も快適に過ごせて、省エネ効果も期待できます。
「エオリア アプリ」がリニューアル
Wi-Fi経由でエアコンを操作できる「エオリア アプリ」もアップロード。表示情報の整理やよく使う操作ボタンの画面下部への集約などにより、直感的かつ片手で操作しやすい画面デザインになっています。
スマートフォンのホーム画面から「ウイジェット」で部屋の温度や湿度の設定が表示できるようになったので、アプリを開かなくても消し忘れにも気付きやすくなりました。
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