無線LAN整備率、ネット接続率でも高い地域差
普通教室の無線LAN整備率は、全国平均で93.3%と前年度の78.9%から大幅に上回りました。しかしここでも地域差があり、岡山県は100%である一方、長崎県は63.2%にとどまっています。
インターネット接続率(30Mbps以上)は全国平均で98.8%であり、100%となっているところも多い一方で、熊本県は75.0%にとどまっています。
・都道府県のトップは三重県
回線の速さが1Gbps以上のインターネット接続率を都道府県別で見ると、トップから三重県(89.6%)、香川県(79.8%)、兵庫県(79.1%)と続きます。一方、ワースト3は岩手県(27%)、山口県(28.7%)、高知県(31.6%)となりました。
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学校の無線LANやネット環境を整えることで、オンライン授業などの遠隔教育や、調べ学習などもスムーズにできるようになります。回線の速度が遅いことは、学校で学習する際の障害となることがよくあります。この地域格差は、学びに大きく影響しているのではないでしょうか。
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