メルカリで「タメ口」はNG! 文章でのやりとりをスムーズに進めるコツ

メッセージだけのやりとりで進むメルカリ。スムーズに取引を終えるコツとは?

メルカリは顔が見えない取引

メルカリを使っていて困ったこと、モヤっとしたことはありませんか?

All About編集部が2022年9月、全国500人を対象に実施した「メルカリに関するアンケート」結果によると、購入者/出品者共にモヤッとした経験があるようです。今回はその中から、「コメントや取引メッセージでのやりとりをスムーズに進めるコツ」について、ネットオークション歴18年、フリマアプリ歴8年以上の専門家で「All About」メルカリの使い方ガイドの川崎さちえが回答します。
 

文章だけで伝えるのは難しい

メルカリは基本的にアプリ上で取引をするので、相手の顔は分かりません。匿名配送を使えば名前も分からない状態ですから、本当に知らない人とやりとりをすることになります。相手が分からないと、ついついぶっきらぼうになったり、不親切な言葉を使ったりしてしまうこともありますよね。でも、それでは相手が不快になってしまいます。もしかしたらマイナス評価をつけられてしまうかもしれないので、できるだけ丁寧な対応を心掛けたいものです。
 

やりとりは文章で行うため、ニュアンスがうまく伝わらないこともあります。そのような場合どうすれば良いのかは、悩みどころですよね。自分が出品者でも購入者(あるいは購入希望者)であっても、心掛けることは同じです。
 

タメ口はNG

購入前のコメントで時々見かけるのが「タメ口」での質問です。例えば「3000に値下げOK?」というフランクな質問であっても、相手にとっては不快になってしまうことがあります。「友達じゃないんだから」という気持ちもありますし、「知らない人にタメ口って非常識」と思えてしまうからです。この場合は「3000円に値下げできますか?」とするのが一般的でしょう。
 

「ありがとうございます」を入れると感じが良くなる

筆者自身が心掛けているのは、コメントやメッセージに「ありがとうございます」を入れることです。例えば発送した後で、出品者から発送通知の他にメッセージをいただくこともあるかと思うのですが、そのときに「了解です」のみの返事ではなく「了解です。ありがとうございます」と入れると、格段に感じが良くなるのです。「ありがとう」という感謝の言葉は、受け手にとってうれしい言葉に違いありません。出品者であっても購入者であっても同じです。
 

相手の言いたいことが分からないときには、幅広く解釈する

文章でのやりとりの難しさは、相手の意図するところが分からない場合があることです。相手もどう表現したら良いのか分からないのかもしれませんが、質問を受ける側としては悩むことも少なくありません。
 

筆者は以前帽子を出品したときに「周りの長さを教えてください」といった質問をもらったことがありました。「周り」が頭のサイズなのか、それともツバを含んだ周りの長さなのか分からなかったので、両方を書きました。コメントを返す立場になるとちょっと面倒ではあるのですが、何度もやりとりをする手間を考えたら1度で終わらせたいと考えたからです。もし相手の聞きたい部分がよく分からなかったら、可能性を考えて広めの範囲で答えておきましょう。
 

写真で伝えてしまう

商品のダメージなどは文章では上手に伝わらないこともあるので、写真を使った方が早いです。商品説明に「襟に汚れがあります。写真をご覧ください」と書いておくと写真を確認してもらえます。
 

メルカリは相手の顔が見えないので、取引が雑になることもあるかもしれません。しかも文章ではうまく伝わらないこともありますよね。とはいえ、答えようとする姿勢もとても大切です。もしかしたら「ちょっとズレてる」という答えになるかもしれませんが、きちんと対応することが相手に安心感を与えることにつながっていきます。


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