8月21日は「献血の日」。1964年の同日、それまでの売血制度をやめ、政府が「輸血用血液を献血により確保する体制を確立」することを閣議決定したことから、毎年この日は「献血の日」とされています。
All About編集部は8月8~10日、全国500人を対象に「献血」に関するアンケート調査を実施。献血経験の有無や理由、これまでの献血回数などを聞きました。
回答者の属性は10代3人、20代111人、30代171人、40代127人、50代73人、60代14人、70代1人となっています。気になる結果を見ていきましょう!
献血をしたことはありますか?
献血経験の有無については、45.6%が「ある」と回答。わずかですが「ない」人を下回りました。
献血をした理由
献血をしたことが「ある」と回答した人に理由を選択式で聞いたところ、最も多かったのは「誰かの役に立ちたい」(46.5%)。次いで「血液が不足していると聞いた」(19.3%)、「職場・街頭・医療機関等での呼びかけ」(16.7%)となっています。
「その他」を選んだ人からは「献血をして血液の入れ替えをした方が良いと思ったから」(40代女性)、「お菓子やジュースがもらえるから」(30代女性)、「血液型が不明だったので一回目は血液型が知りたくて」(20代女性)、「医療機関で血液検査の結果を持って来て下さいと言われたから」(30代女性)といった意見もありました。
献血をしない理由
献血をしたことがない人の理由1位は「健康上できないと思ったから」(25.8%)。2位と3位は僅差で、「基準に達しなくて断られたため」(17.7%)、「針を刺すのが痛くて嫌だから」(17.3%)でした。
「その他」を選んだ人からは「自分の血液型が分からない」(20代女性)、「輸血した経験があるため」(20代男性)、「献血をしている場所に行くのが大変だから。少なくとも交通費がかかるので」(30代女性)などのコメントがありました。
これまでの献血回数、100回超えの人も!
献血をしたことが「ある」と回答した人にこれまでの献血回数を聞いたところ、最も多かったのは「1回」(20.6%)、同率2位は「3回」「5~9回」(17.1%)でした。半数以上は献血回数が3回以内のようです。
ちなみに、日本赤十字社では献血回数に応じて記念品を配布しています。10回、30回、50回、70回、100回に到達したタイミングでもらえるのですが、今回のアンケートでは「100回以上」と回答した人はわずか1人。30代の男性でした。
日本赤十字社では「献血は不要不急には当たらず、輸血を必要とする患者さんのために毎日全国で約1万4000人の献血者が必要です」として、献血を呼びかけています。体調が良い人は、ぜひ献血に行ってみてはいかがでしょうか。
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