#7「ぶどう」の粒が房からポロポロ落ちてきます……保存方法、間違ってますか？
巨峰にピオーネにシャインマスカット……。夏から秋にかけて大粒のボリューム感のあるぶどうが色々と出回ります。冷やしていただくぶどうは、ジューシーで甘みがたっぷりでぷりっぷり。ですが、そのままにしておくと、こんなことが起きがちです。
・重さで実が潰れる
・潰れた実から出た果汁でカビが発生
・軸に水分が取られて鮮度が落ちてしわしわに
・実がポロポロと落ちる
ぶどうは適切に保存をしないと、トラブルが起きやすいフルーツです。せっかくの大粒ぶとう、どうせなら最後までおいしく食べたいですよね。そこで、ほんのひと手間でおいしさが長持ちする方法を紹介します。
Q. 「房ごと」保存よりおいしさ長持ち？
「房ごと」保存と比べればひと手間かかりますが、軸からぶどうを切り離すことでおいしさ長持ち。キッチンバサミを用意して、ぶどうの粒を1つずつ切り離すだけです。
切るのは、ぶどうの実から3～5mmのところ。あまり長いと、保存するときに軸の部分がほかの実を傷つけてしまうので、短めに切っておきましょう。
切る際、軸からぶどうがポロンと落ちてしまったら、そのぶどうは保存には向きません。なるべく早く食べてしまいましょう。写真はピオーネですが、巨峰やマスカットも同様です。
Q.「冷蔵保存」どうすれば？
ぶどうを１粒ずつ軸からカットしたら、キッチンペーパーを敷いたタッパーに並べて保存します。ぶどうは重ねない方がよいですが、重ねる場合は2段までにしておきましょう。
これで冷蔵庫に入れれば、1週間ほど保存可能です。食べる前によく洗ってからいただきましょう。
Q.「冷凍保存」はできる？ どうやって？
冷凍すれば1カ月ほど保存が可能になります。ぶどうをよく水洗いして水気をしっかり切り、密閉袋に入れたものを金属バットにのせて冷凍庫へ入れるだけ。
ぶどうに含まれる糖分のおかげで、氷のようにカッチカチにはなりきらず、固めのシャーベット状になります。軸を取ってからいただきましょう。
冷凍したぶどうを、凍ったまま皮ごと食べてもよいですし、皮が気になる場合は半解凍してから剥くとよいでしょう。もちろん全解凍しても食べられますが、その際は水分が少し抜けてしまうので、生のときより風味が落ちてしまうことも覚えておいてください。
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