そのアーティストとは、透過刺繍作家として活動する田口ナツミ(@NatsuTagu)さんの息子さんです。8月5日、田口さんは自身のTwitterを更新し、4枚の画像を投稿。どうやら、新居にもかかわらず息子さんがいたる所に落書きをしてしまったようです。
しかし、田口さんはこのハプニングを「2歳児が新居に作品描いたので発表します」と、ポジティブな視点に変換。息子さんを「アーティスト」と紹介し、階段や床に描かれた“作品”を披露しました。
すると、「アーティスト感すごい」「バ、、、バンクシー?」「このお母さんの余裕 素晴らしい!!」「お母様の才能をしっかり受け継いでらっしゃる」など多くのコメントが寄せられ、8.5万を超える「いいね」と約7500件のリツイートが集まる大反響を呼んでいます(8月10日時点)。
今回、All About編集部では田口さんを取材し、詳しいお話を伺いました。
「自由で本能のままに描いているのは、この歳ならでは」
――いつ、どのような経緯で見つけたのかお聞かせください。田口さん:見つけたのは投稿した8月5日です。昼間に子ども達を寝かしつけて、私も一緒に寝てしまいました。起きたら、油性ペンを持った次男が「あんぱんまーん」と言いながらお絵描きをしていました、壁に。
――最初にこの作品を見たときの感想をお聞かせください。
田口さん:「家を建ててすぐやのに……!」と思いました。でも、新品の壁にお絵描きしたくなる気持ちも分かりますし、色んな素材に試し書きをしていて、楽しい時間を過ごしたんやろうなぁと思いました。
――SNSのコメントでは「落書きなんて絶対無理」などの声もありました。柔軟で寛容な発想(ツイート)ですが、寛大でいられる秘訣(ひけつ)はありますか?
田口さん:なぜ、子どもがそれをしたのか、子どもの視点から一緒に考えるようにしています。今回も描いているところを想像して、ワクワクした気持ちに共感しました。筆が進むのも仕方ないなと思います。
――この作品は今後も残す予定でしょうか?
田口さん:お客さんが来るスペースは消しました。子ども達が遊ぶスペースは、そのままにしています!
――田口さんご自身もアーティストとしてご活躍されているとのことですが、田口さんから見たアーティスト(2歳の息子)さんの作品はいかがですか?
田口さん:何にもとらわれず、自由で本能のままに描いているのは、この歳ならではだと思います。木や紙、布やコンクリートなど、いろいろなところに試し書きしているのも、チャレンジ精神があって良いです。
――今回の反響に対するご感想をお聞かせください。
田口さん:ここまで反響があるとは思いませんでした! 落書きされてちょっと悲しかったのですが、いろいろな方が落とし方を検討してくれたり、自分の家の名画をシェアして笑わせてくれたりして、本当に助かりました!
将来はきっと、世界で有名なアーティストになってくれそうですね。その他にも、田口さんは息子さんのアート作品を多数Twitterで紹介しています。ぜひチェックしてみてください!
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