野菜を冷凍しようと思った場合、どのように保存するのが正しいのでしょうか? フリーザーバッグに入れる、タッパーに入れる、密閉容器に入れる、などなど。迷いますよね。
今回はAll About編集部が全国500人を対象に実施した「野菜の冷凍保存」に関する調査結果と合わせて、All Aboutの管理栄養士/実践栄養ガイドで、実践に即した栄養情報を発信している平井千里さん聞いた「間違った/正しい野菜の冷凍保存方法」を紹介します!
500人に調査! 野菜はどのように冷凍保存している?
8月4~5日、インターネット上で全国500人に「野菜の冷凍方法」について聞いたところ、最も多かったのは「フリーザーバッグ」(38.6%)。次いで「ラップ+フリーザーバッグ」(7.8%)、「ラップ」(7%)、「パックトレイのまま」(4.2%)と続いています。36.6%については、「冷凍しない」と回答しました。
少数派の意見として、「その他」で「そのまま冷凍保存」や「ビニール袋に入れて冷凍している」といった声もありました。
この中で正しい/間違っている野菜の冷凍方法はどれでしょうか? All Aboutの管理栄養士/実践栄養ガイドの平井千里さんに伺いました。
ラップやフリーザーバックなどを使って冷凍するのがおすすめ
平井さん:野菜を冷凍保存をする際には、空気に触れないように保存することが大切です。そういった意味では、ラップやフリーザーバックなどを使って空気を抜いて保存するのは正解と言えます。
野菜に関しては、下ごしらえをしたものをラップなどで空気に触れないようにして冷凍保存するのが◎です。ほうれん草や小松菜などの葉物野菜、ブロッコリーなどは、軽く茹でてからラップなどに包んで冷凍すると、保存性が高まるものもあります。
茹でた後は、粗熱をとり、キッチンペーパーなどでしっかり水分を取り除いてから、ラップやフリーザーバックに入れてください。
また、香味野菜など薬味として使う野菜は、薬味として使う大きさにきざんで(すりおろして?の場合もあるかもしれませんね)、ラップに1回分ずつ包んでおくと、重宝します。
ただし水分の多いレタスやトマト、人参や大根、ゴボウなどの根菜類は家庭で冷凍には不向きな野菜ですので、これらの食品は冷凍しないで、早めに食べきるようにすることをおすすめします。
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