有村架純さん×中村倫也さんのナイスコンビネーションが魅力のドラマ『石子と羽男―そんなコトで訴えます?―』(TBS系)。7月29日に放送された第3話のストーリーをおさらいしつつ、SNSで話題のコメントとともに今後の見どころを紹介します。
第3話のおさらい
ある日、羽男(中村倫也)に「国選弁護」の依頼が舞い込みました。ファスト映画を動画サイトに無断でアップロードし、著作権法違反で映画会社から告訴、逮捕されたという大学生・山田遼平(井之脇海)の弁護です。あまりお金にならない国選弁護の依頼に乗り気じゃない石子(有村架純)に対し、羽男はメディアでも注目度が高い事件で有名になれるとやる気満々の様子。
しかし遼平は、収益化もしておらず、「観たくなった」というコメントが多くむしろPRになっていたと豪語し、全く反省の色を見せません。羽男は執行猶予を勝ち取るべく、反省をアピールする想定問答を用意しますが、遼平は公判で無反省どころか罪の意識もない態度で開き直り、ネットでは弁護人の羽男にまで非難が殺到。さらにファスト映画被害者の映画監督・山田恭兵(でんでん)も、遼平と名前が似ていることから人違いが生じ、「自作自演」「炎上商法」などの中傷を浴びることに。
折しも山田監督の最新作が公開日を迎え、石子は大庭(赤楚衛二)に誘われて映画を観に行きます。するとその帰り、山田監督がスタッフと食事をしている姿を見かけ、声をかけに行きました。山田監督は初日の客入りが不発なのは、ファスト映画やネットの評判のせいだけではないと冷静に受け入れており、石子はその人柄込みで山田監督のファンになったといいます。
その夜、石子たちが観た最新作のファスト映画が動画サイトに投稿されます。遼平ではない別の人物によるもの。山田監督のことも守りたいと考える石子は、父・綿郎(さだまさし)の助言を受け、他の事務所の弁護士を紹介しようと考えます。しかし、ファスト映画を観た羽男は未公開カットが含まれていることに気づき、石子が山田監督を訪ねると、彼もまた犯人が助監督であることを察しており、身内でかたをつけると弁護士依頼を辞退しました。
無反省の遼平の弁護を諦めていた羽男ですが、石子の「つまずいてゼロになった人にもその先の人生がある。芽を出しまた育つようにお手伝いできる弁護士という仕事に憧れがある」という言葉に心打たれ、石子のプランを聞いて遼平の説得に再挑戦。自身のファスト映画のせいで山田監督や映画関係者が傷ついていることを知った遼平は、自らの罪を悔いて深く反省し執行猶予を得ます。
遼平は石子たちに頼んで山田監督へ直に謝罪に行きますが、監督はさまざまな感情を噛みしめるように、「どんなに謝罪をされても受け入れることはできません」と静かに告げるのでした。
謝罪と赦しの本質が詰まったラストシーンに反響
石子と羽男の信頼感がまた一歩深まりをみせた第3話。羽男の姉であり検事の優乃(MEGUMI)も登場。裁判長の父、検事の姉に囲まれる法曹一家の中で、父から「天才」「有能」「できる子」と押し付けられ、実態とのギャップにいたたまれなさを感じる羽男の姿が描かれました。
Twitterでは「命削ってゼロからイチを産み出す人々の声なき声が聞こえたし、この作品を作った製作者達の物作りにおける揺るぎない矜持を感じた。過ちを犯してしまう人達の“良かれと思って”の思考が理解出来るだけに辛いが納得いく結末ではあった」「最後ガツンと来たな」「最後、謝れば許してもらえると思ってた遼平と、冷静に事を受け止めていた監督が許さない姿勢を見せたシーンが、対立的で凄く良かった」「謝罪と赦しの本質が詰まっていてグッときた」「井之脇海さん、でんでんさん、いいお芝居だった」「有村架純さん、中村倫也さんの発声がいいなあ。ずっと聞いていたくなる」「さだまさしさん、声がいいな。芝居がかってない」など、さまざまな感想コメントが寄せられています。
8月5日放送の第4話は、電動キックボードによる事故がテーマ。ひき逃げ事件として逮捕されてしまった一奈(生見愛瑠)の弁護を、姉・絵美(趣里)が潮法律事務所に依頼してきます。裁判で羽男は姉で検事の優乃と争うことに。羽男の家庭背景も見えてきたところで姉との直接対決。石子と羽男がみせるコンビネーションに注目です。
『石子と羽男―そんなコトで訴えます?―』第4話 8月5日放送予告
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