Googleは現地時間の6月27日、一般向けに提供していたコミュニケーションツール「Hangout(ハングアウト)」の終了を発表しました。今後は後継サービス「Google Chat」の利用を推奨しています。
ハングアウトからGoogle Chatへの移行スケジュールと注意点
ハングアウトとは、同社が2013年から無料で提供しているWeb会議ツールです。複数のコミュニケーション機能を持ち、チャットや音声通話、ビデオ会議が可能。Skypeとならび、ネット回線を使ったコミュニケーションツールのパイオニア的存在だったといえます。
今後はGoogle Chatへと完全に統合するため、ハングアウトをモバイルアプリで利用しているユーザーには、Google Chatへ移行するよう促す通知が表示されるようになります。同様に、ハングアウトのChrome拡張機能を使用している人は、Web上のチャットに移行するか、チャットのWebアプリをインストールするように求められます。
WebブラウザのGmailに組み込まれているハングアウト機能を使っている場合は、2022年7月にはGoogle Chatに順次アップグレードされ、11月にはGoogle Chatに自動的に移行(ハングアウトは利用できなくなります)、少なくとも1カ月前にはGmailでも移行の通知が表示されるとのこと。
すでにハングアウトのiOSアプリ版はApp Storeから削除されており、Androidアプリ版も、まもなくGoogle Playストアから削除するようです。
何も気にせず利用する場合、ビデオ会議などはハングアウトからGoogle Chatに自動的に移行するため、これまで通り簡単に使えるとのことです。ハングアウト内にある履歴などのデータを残しておきたい場合は、ハングアウトが終了する前に「Google Takeout」を使ったデータのダウンロードも推奨しています。
チャットとハングアウトの違い、移行のスケジュール、ハングアウトデータのダウンロードを推奨する理由などの詳細については、Googleのヘルプ「従来のハングアウトから Google Chat への切り替えについて」を確認しましょう。
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