エン・ジャパンは6月23日、「ストレスと解消法についてのアンケート」を実施しました。
同社が運営する派遣情報サイト「エン派遣」のユーザー3135人に対して行われた本調査では、テレワーク派より出勤派のほうがストレスを感じ、「上司との関係」や「給与と仕事とのバランス」を原因として挙げる人が多かったことなどが明らかとなっています。
「ストレスを感じる」テレワーク派より出勤派のほうが13ポイント多い
「現在の仕事(離職中のほうは前職)で、どの程度ストレスを感じますか?」の結果を見ると、70%が「ストレスを感じる(強く感じる・感じるの合計)」と回答しています。「ストレスを感じる」の回答率を出勤スタイル別で比較したところ、「テレワークのみ/テレワーク多め」は58%だったのに対し、「出勤のみ/出勤多め」は71%となっています。「出勤派」のほうがストレスを多く感じているようです。
ストレスを感じる理由を見ると、「コロナワクチン接種による体調不良を上司に訴えたところ、嫌味を言われた(男性/出勤)」や「家から勤務地が1.5時間なので、マスクでの電車通勤が辛い(女性/出勤)」といったコメントが寄せられています。
テレワーク派の理由を見ると「オンオフの切り替えが難しい(男性/テレワーク)」や「チャットやメールでは相手の意図を読みづらく、こちらの意図も伝わりにくい(女性/テレワーク)」と、こちらもテレワークならではの悩みがある様子。
ストレスを感じるのはどんなとき? 1位は「給料が見合わない」
「仕事上でストレスを感じる時、特にどのような点で感じますか?」を複数回答式で聞いたところ、1位は「お給料が仕事内容・仕事量に見合わない」(36%)、2位は「上司との関係」(25%)、3位は「仕事量が多い」(23%)という結果に。勤務スタイル別で比較したところ、全体1位の「お給料が仕事内容・仕事量に見合わない」は「出勤派」よりも「テレワーク派」のほうが回答率が多いという結果に。「責任が重い」や「雇用の不安定性」も「テレワーク派」のほうが多いことが分かりました。「コミュニケーションが取りづらい」や「孤独感がある」「切り替えできない」といった”テレワークあるある”への回答も集まっています。
具体的な理由を見ると、「アルバイトなのに正社員がやるべき業務を行っていた(お給料が仕事内容・仕事量に見合わない/女性)」や「上司のコロコロ変わる依頼に時々ストレスを感じた(上司との関係/女性)」「1日の仕事量が当日になるまで分からず、いつ終わるかも分からない状態(仕事量が多い/男性)」といったコメントが寄せられています。
ストレス解消法、1位は「おいしい物を食べる」
「ストレス要因を減らすためにやっていること」を見ると、1位「嫌なことは考えないようにする」(29%)、2位「ストレス要因から距離を置く」(27%)が、3位以下を引き離し上位に。「ストレス解消のためにやっていること」を見ると、1位は「おいしい物を食べる」(51%)、2位は「ぐっすり寝る」(42%)、3位「音楽を聴く」(30%)でした。
ほかにも「趣味に没頭する」や「日光を浴びる」「人と話す」といった定番の解消法に回答が集まっています。好きなことをしたり、嫌なことを遠ざけたりなどで上手くストレスと向き合っているようです。
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