7月3日はソフトクリームの日!
米軍主催のカーニバルの模擬店にて、日本で初めてコーンスタイルのソフトクリームが販売された日にちなんで、日本ソフトクリーム協議会によって制定されました。
今回は、「ソフトクリーム」と「アイスクリーム」の違いなど、知っているともっと美味しくなるソフトクリーム用語をご紹介します!
「ソフトクリーム」と「アイスクリーム」の違い
「ソフトクリーム」と「アイスクリーム」は、提供するまでの工程と温度が違います。
アイスクリームは、型に流し込んでから-30℃以下で急速に冷凍。-18℃以下で保存された状態で販売します。
一方のソフトクリームは、液体の原料を専用のフリーザーで撹拌しながら、-7℃程度で冷凍します。撹拌することで空気が注入されて、一定の柔らかさが保たれた状態になり、それをフリーザーから絞り出して販売します。
また、アイスクリームは省令上の分類名でもあり、乳固形分と乳脂肪分の割合によって「アイスクリーム」「アイスミルク」「ラクトアイス」「氷菓」と分類されます。
そのため、分類上はラクトアイスや氷菓である「アイスクリームではないソフトクリーム」も存在します。
なお、ソフトクリームは和製英語であり、英語では「soft serve ice cream」や、略して「soft ice」などと呼びます。
ソフトクリームを入れる「コーン」の語源は?
コーンと呼ばれているのは、トウモロコシ(corn)が原料だから、ではなく、円錐形(cone)だからです。
原料もトウモロコシではなく、小麦粉が一般的。ウエハースタイプやワッフルタイプなど、ソフトクリームに合わせた様々な風味のものが開発されています。
また、平底型やボウル型など、円錐形でないものもありますが、便宜上「コーン」と呼ばれています。
ソフトクリームは「オーバーラン」が命?
先述の通り、ソフトクリームは専用のフリーザーで撹拌することで空気を注入します。この空気の含有量を「オーバーラン」といい、通常は約40%程度になっています。
オーバーランが低すぎると、重くシャリシャリとして、口どけが悪くなります。しかし、逆に高すぎると、気泡が多いため風味が弱く、冷たさも少なく感じます。
このオーバーランのバランスが、ソフトクリームのなめらかさの秘密といえるでしょう。
アイスクリームと違い、専用のフリーザーがある店舗でしか出会えない、特別感のあるソフトクリーム。夏の始まりに、ぜひ食べてみてはいかがでしょうか。
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