謎めいた事件から科学を紐解くドラマ『パンドラの果実~科学犯罪捜査ファイル~』(日本テレビ系。6月11日に放送された第8話のストーリーをおさらいしつつ、SNSで話題のコメントとともに今後の見どころを紹介します。
第8話のおさらい
全身の血液がすべて抜かれた変死体が見つかり、その遺体は小比類巻(ディーン・フジオカ)の亡き妻・亜美(本仮屋ユイカ)と瓜二つでした。激しく動揺する小比類巻を最上(岸井ゆきの)、長谷部(ユースケ・サンタマリア)が気遣います。
遺体の身元はヨガインストラクターの黛美羽(本仮屋ユイカ・二役)。生まれてすぐ養子として引き取られ、養母の黛かえではすでに亡くなっていました。亜美も聡子(石野真子)が引き取った養子。小比類巻は亜美が双子だったのかと問いますが、聡子は知らないと答えます。しかし聡子はかえでの墓を訪ね、美羽の死を報告しました。
捜査を進めると、亜美と美羽は一卵性双生児だと判明。さらに、美羽の変死事件には、幻の「エルマー遺伝子」(あらゆるウイルスや病原菌に対抗する強い免疫力をもたらす遺伝子)と「プロメテウス・ウイルス」が関わっていることが明らかになります。最上が発見し速水(栗山千明)が研究を続けたこのウイルスは、速水の命を奪い後に消滅したはず――。
長谷部の調べで、美羽の周辺に西城(平山祐介)が現れていたことが分かります。西城は元刑事で、現在は裏社会の便利屋として暗躍する人物。不老不死を研究するウイルス学者・榊原康生(加藤雅也)の命令で動いていました。榊原の父は32年前、卵子に遺伝子操作をして逮捕された“悪魔の子事件”を起こしており、美羽と亜美は事件発生前に「エルマー遺伝子」を持って生まれた人物でした。
榊原はエルマー遺伝子にプロメテウス・ウイルスを掛け合わせることで、不老不死を成し遂げるウイルスを作ろうとしているのではないか。小比類巻、最上がその考えに至り、亜美の血を引く娘の星来(鈴木凛子)の身を心配する中、榊原は聡子に接触。星来の存在を知り、西城に星来を拉致するよう指示していました。急ぎ星来の元へ向かう小比類巻。しかし一瞬の差で星来は連れ去られてしまい――。
衝撃の展開にネット騒然「息が止まりそう」「面白くなってきた」
亜美が幻の遺伝子を保有して生まれた“悪魔の子”だと判明し、榊原が画策する恐るべき陰謀が明らかにされた第8話。星来の身を案じる小比類巻からにじみ出る怒りに、言葉を無くす最上に共感せずにはいられないラストシーンでした。
Twitterでは「小比類巻の亜美に対する想い・榊原の過去と動機・榊原と聡子さんの対峙・三枝の有能さ…など展開に魅入った。来週、小比類巻がどう立ち向かうか、榊原はどうするのか、そしてカールはどう動くのか楽しみ!」「なんか息が止まりそうで苦しかった。ディーンさんの全力疾走凄かった。今日はカール・カーン出て来なかったけど、榊原とつながってるんですよね⁉」「狂気を出す演技をさせたら右に出る者がいない俳優、ディーンフジオカ。わかりやすい怖さじゃなくて、底知れない静かな闇って感じがたまらん」「こんな展開になるなんて…!コッヒーが切なすぎる」「一気に物語が動いて展開にドキドキワクワクゾクゾク。面白くなってきた」などの声が上がっています。
榊原に連れ去られた娘・星来を救うため、手段を選ばず単独行動に出る小比類巻。長谷部は気がかりでなりません。一方、警察内部に西城と内通している人物の存在も判明。さらに最上は自らが発見したプロメテウス・ウイルスの始末をつけるべく動きます。果たして小比類巻たちは、不老不死を目論む榊原の暴走を止め、星来を救うことができるのでしょうか。気になる第9話は6月18日放送です。
『パンドラの果実~科学犯罪捜査ファイル~』第9話 6月18日放送予告
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