憧れの職種の1つでもある医療関係の仕事。しかし誰しもが働けるというわけでなく、国家資格が必要です。6年制の大学に通う必要がある資格もあります。
レビューが運営する「電気資格研究所JABO」は、2022年5月、日本全国の10歳以上の男女150人に「6年制大学卒業がいる資格以外で就職に困らなそうな医療資格」に関する調査を実施。ランクインしたのはいったいどんな資格でしょうか。
3位:歯科衛生士
3位は、歯科疾患の予防や口腔衛生の向上をサポートする「歯科衛生士」でした。ときには、コンビニより多いとも言われることもある歯科医院ですが、歯科医になるには6年制の大学を卒業する必要があります。その一方で歯科衛生士は、3年制の専門学校に通うことが必須であるため、学校に通う時間も半分になります。歯医者の数も多いので、求人には困らなそうですね。回答者のコメントでは「求人が多く、選びたい放題だからです。現役歯科衛生士です。経験者はもちろんのこと、新卒でも「今すぐに来てくれ!」という歯科医院は、本当にたくさんあります。(女性30代)」「歯医者の数は年々増え続けており、これから先も需要がなくなることはないと思います。給与も一般企業よりもよいため。(男性40代)」「私自身がそうなのですが、歯科医院があれば仕事には困りません。正社員は100%見つかりますし、パート探しもかなりスムーズです。パートであれば時給も良いです。(女性30代)」となり、やはり仕事に困らない・職場を選びやすいという意見が多く寄せられました。
2位:理学療法士
2位は、体が思うように動かない人の「立つ」「歩く」「座る」「寝る」といった基本動作の回復・維持を目的に、リハビリテーションを行う「理学療法士」。今後さらに高齢化が進むことを想定して、ニーズが高くなると予想する人が多いようです。また自身の親の介護にも活かせる資格なので、資格を持っておきたいと思う人も中にはいるかもしれませんね。
回答者のコメントでは「超高齢化の現状で介護士が不足している中、お年寄りの運動によるケア、予防は極めて重要である。その専門知識を有する理学療法士はニーズが高くなる。(男性50代〜)」「高齢化も進み、理学療法士のニーズは増えていると思う。また、病院以外の高齢者施設なども理学療法士を雇い、リハビリなどをする施設も増えているため、就職先も多いと思うから。(女性40代)」「骨折など若者でもなりうるものにも使われますし、年配の方の足腰の不調にも使う部分の技術だと思います。なので需要が減ることが少ないと思いました。(女性30代)」など、今後の需要が増えるだろうという声が多く上がりました。
1位:看護師
1位に選ばれたのは「看護師」となりました。いつの時代も求められる「看護」の仕事は、就職・転職がしやすいこと、収入が安定しているといったことから、就職に困らなそうな医療資格と考える人が多いようです。また、年齢の制限があまりないことも選ばれる理由と推測されます。回答者のコメントでは「病院での勤務以外にも、介護や育児、福祉関係の職場でも必要な人材のため、就活をするときにも多くの職場から幅広く探すことができる。(女性30代)」「病院を利用する人は無くならないから。看護師は他の職業よりも年齢が幅広く募集されており、正社員はもちろん、パート勤務でも報酬がいいので。(女性40代)」「働ける分野が広いので転職などもしやすく、また年齢による制限も受けづらい一生働き続けられる仕事の資格だからです(男性40代)」と、病院以外でも福祉などのさまざまな場所で必要とされるのも選ばれるポイントのようです。
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※回答者のコメントは原文ママです
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