神尾楓珠さん演じる主人公が、総理として実験都市ウーアを変革していくドラマ『17才の帝国』(NHK)。5月21日に放送された第3話のストーリーをおさらいしつつ、SNSで話題のコメントとともに今後の見どころを紹介します。
第3話のおさらい
実験都市ウーアの総理・真木(神尾楓珠)の改革により旧青波市議会が廃止され、続いて市職員の削減が進められます。現内閣総理大臣・鷲田(柄本明)の孫としての立場から、王道の根回し政治手法をとるウーア環境開発大臣・鷲田照(染谷将太)は、旧青波市町・保坂(田中泯)らへのフォローと自身の立場に挟まれ苦悶していました。
そんな中、AI「ソロン」の提案を受け、真木は市職員50%カットを決議します。効率やメリットを考え、ウーア財務経済大臣・雑賀すぐり(河合優実)や厚生文化大臣・林完(望月歩)が賛成する中、「いきなり職を失う人間の気持ちが17歳のお前にわかるのか」と照は反対。ウーアプロジェクト・マネージャーの平(星野源)は、3年間で段階的に50%削減を目指すという案をアドバイスし、真木は了承しました。
住民からの生の声を聞きたいという真木は、退職者リスト全員の面談の場に同行すると宣言。しかし不平不満を一身に受け止め、次第に疲弊していきます。そんな真木を補佐官の茶川サチ(山田杏奈)が励ますと、真木はサチに「ありがとう、ユキ」と一言。以前から真木が密かにユキという女性と話していることを知っていたサチは、自分がユキに似ているから補佐官に選んだのではと問いただします。否定しながらも再び「ユキ」と呼びそうになる真木。ショックを受けたサチは翌日から官邸に行かなくなってしまいます。
そんな中、サチの母で中学教師のタエ(西田尚美)も職員削減の対象になっていることが判明。不要なものは切り捨てる政策に住民の不満が噴出し、真木の支持率は総理罷免ラインの30%に近づいていきます。保坂らからは総理を切れと言われ、市議会復活のサポートを期待された照は、7年前のある事件を機に政界から離れ、故郷・青波市に戻って行政書士をしている父の元を訪ね、「祖父・鷲田総理から離れた場所で、自分の思うようにやってみろ」というアドバイスを受けます。
削減対象者との面談第1弾を終え、真木の支持率はなんとか30%台に踏みとどまりました。すると真木は熱を出して倒れてしまいます。うわごとのように「ユキ」と呟く真木。平は「ユキ」が、7年前に亡くなった鷲田総理の第一秘書・白井の娘ではないかと思い当たります。同じ頃、真木を訪ねたサチは「17歳のユキ」と名乗るAI少女と対面して――。
現総理大臣の孫・照(染谷将太)に称賛の声
鷲田総理の不正献金疑惑を巡り、矢面に立たされた第一秘書・白井は、妻子と乗っていた車が転落し亡くなっていました。7年前のその事件を機に、第二秘書を務めていた照の父も正解を引退。今後、この事件が物語を揺るがす起点となっていきそうに思えた第3話でした。
Twitterでは「今日は染谷さんがよかった。“孫”の照にが隠し持っている悲しみや悔しさがすっごくいい案配で伝わりました」「『父と会っちゃいけないんですか』に胸がぎゅってなった。染谷くん…!」「真木くんが住民の不満を一身に受けて見てるの辛い。総理と真木くんの板挟みの平さんどうするのか…?総理の孫の鷲田の今後の行動変化するかどうか…」など、鷲田総理の孫・照を演じる染谷将太さんに注目が集まっています。
5月28日放送の第4話では、7年前の政治献金事件を巡り、鷲田総理とウーアのどちらをとるか、平は決断を迫られます。一方で、サチから真木が部屋の地下室にAI少女を作り出していることを打ち明けられ――。実験都市ウーアと若い閣僚たちの行く末から目が離せません。
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