業務改善事業などを手掛ける「すごい改善」は、20〜50代の会社員男女350人を対象とした「バックオフィス業務とExcel」に関する調査を実施しました。

その結果、Excelができる人ほどExcel業務による残業が多いことが判明。月次の集計業務やレポート作成などに月平均26.5時間もかかっており、クラウド化が進んでいる現場でもExcelを使っている担当者が多いようです。
 

最もExcelが使われているバックオフィス業務は「請求書の発行、入金管理」

現在、どんなバックオフィス業務でExcelが使われているかを調査したところ、最も多かったのは「請求書の発行、入金管理等」でした。次いで「振込一覧表の作成」、「資金繰り管理」と続きます。
 
バックオフィスでExcelを使って行っている業務
バックオフィスでExcelを使って行っている業務

お金に関するレポート作成や管理といった項目が上位に並んでいます。バックオフィス分野のクラウドサービスも近頃よく目にしますが、変わらずExcelで行われている現場も多いようです。
 

「月次集計業務やレポート作成作業にかかる時間」、月平均は26.5時間

ひと月で月次集計やレポート作業にかかる時間
ひと月で月次集計やレポート作業にかかる時間

「月次集計業務やレポート作成作業にかかる時間」を聞いたところ、最も多かったのは「月10時間以上20時間未満」(25.7%)、次いで「月10時間未満」(24.8%)、「月20時間以上40時間未満」(20.8%)という結果に。全体平均は26.5時間でした。「月40時間以上」も全体で16.9%いることも判明しています。
 

Excelが使える人ほど残業時間が増えることが判明

Excelを使った業務と残業時間の関係をさらに深堀して調査するため、Excelで使用される代表的な関数7つ(IF・ SUM・SUMIF・COUNTIFS・VLOOKUP・INDEX・MATCH)について、5段階の理解度で答えてもらい、月の残業時間別で集計しました。
 
Excelの理解度と残業時間の関係
Excelの理解度と残業時間の関係

その結果、残業時間が「月40時間以上」の群では、最も理解度が高い「何も見ないで入力して使える」と答えた人の割合が半数以上と最も多くなりました。

残業時間が短くなればなるほど、Excelの理解度が低い人の割合が増えることも明らかとなっており、「Excelができる人ほど残業時間が多くなる」という傾向にあるようです。

Excelは本来、業務の効率化を図るためのツールです。「Excelのスペシャリスト」なら、どこかのラインで大幅に残業時間を改善できるのかもしれませんが、本調査の結果だけを見ると、「Excelを使える人だけに業務が集中している」「Excelでは業務改善できていない」ということが言えるのかもしれません。


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