4月11日にスタートしたNHK連続テレビ小説『ちむどんどん』。第1週のストーリーをおさらいしつつ、SNSで話題のコメントとともに今後の見どころを紹介します。
第1週「シークワーサーの少女」をおさらい
舞台は1964年(昭和39年)の沖縄、山原村。主人公の比嘉暢子(稲垣来泉)は、おいしいものをお腹いっぱい食べるのが大好きな小学4年生。徒競走も得意で、「シークワーサーを食べれば無敵さ」と豪語するお転婆な女の子です。
サトウキビ畑を営む父・賢三(大森南朋)、母・優子(仲間由紀恵)と、兄・賢秀(浅川大治)、姉・良子(土屋希乃)、妹・歌子(布施愛織)の6人家族で、貧しいながらも笑顔あふれる日々を過ごしていました。家ではアベベとアババという2頭の豚を飼っており、賢秀と暢子がお世話係。毎朝、幼なじみの砂川智(宮下柚百)が店に立つ砂川豆腐店に豆腐を買いに行くのも、暢子に与えられた役割です。
そんな中、東京から民俗学者の青柳史彦(戸次重幸)と息子・和彦(田中奏生)がやってきました。史彦が挨拶に持ってきた東京のお菓子に暢子は大興奮です。戦前は陸軍の幹部候補生で、米軍上陸前まで沖縄にいたという史彦。実家が那覇にあった優子は、戦争で焼け落ちる前の首里城が忘れられないと言います。その夜、涙を流す優子を見てしまった暢子は、何かいけないものを見てしまった気持ちになります。
一方、東京のおいしいものが気になって仕方ない暢子は、和彦から話を聞こうと奮闘。和彦を山に誘うも、ひょんなことから怪我をしてしまいます。怪我をした暢子を背負って家まで送ってくれたお礼にと、暢子たちは青柳父子を食卓へご招待。手製の沖縄そばを振る舞うことにしました。
賢三から「自分のおいしいと思ったものを作りなさい。自分を信じて」と言われ作ったそばを、和彦から「今まで食べたそばの中で一番おいしい」と褒められて喜ぶ暢子。食卓には、アババをつぶして作った豚肉料理も並んでいました。ショックを受ける賢秀や暢子を賢三が諭します。――「いただきます」とは命をいただくこと。だからきちんと感謝しながらきれいに食べてあげる。それが人の道。筋を通してあげるということさ。
ともに食卓を囲み一緒に踊れば、仲良くなれる。暢子たちとすっかり打ち解けた和彦は、中学を出たらアメリカに行こうと思うと言います。アメリカのおいしいものが食べたいという暢子の言葉を受け、史彦は先日のお礼にと比嘉家をレストランに招待しました。
初めて食べるメニューを一つ一つノートに記録していく暢子。和彦から東京にはレストランがたくさんあると聞き、「ちむどんどんする。いつか東京に行ってみたい」と暢子。シェフの姿を見て目をきらきらさせます。
ある日、サトウキビ畑で仕事をしていた賢三が胸をおさえ倒れてしまいます。知らせを受けて必死に家へと走る暢子たち兄妹ですが――。
第1週でいきなり家族に不幸が⁉
ふるさと沖縄の料理に夢をかけたヒロインら四兄妹のキャラクターと、彼らを取り巻く人物たちや沖縄の状況が描かれた第1週。「ふるさと」「食」「命」というキーワードがしっかりと提示され、戦争の話題や飼い豚の食料化など、重たいテーマも丁寧に描いている印象が強く残りました。
Twitterでは「カムカム第一週のラストは実に胸キュンの安子ちゃんの初恋だったなぁ。ちむどんどんはいきなり家族に不幸が訪れるのか?」「アババ…食われとるし…」「え、お父さん死ぬん⁉」など、動揺しつつも続きが気になるという声が多く上がっています。
また、「これから夏に向けて、やんばるの開放的で鮮やかな風景を見られると思うとちむどんどんする!」「ヒロイン暢子ちゃん役の子が、美味しそうに食べてるの見て、こっちまで笑顔になる」「もう既に2回くらい、ちむどんどんで泣いてますが何か? 自分が子どもの頃、テーブル囲んで飯食ってたの思い出すんだろうね」などの声も。
コロナ禍を経てかつてなく孤独や孤立が問われる今の時代に、暢子たち四兄妹の絆や成長を見て励まされそうな予感です。第2週の物語は「別れの沖縄そば」。暢子を“ちむどんどん”させる、どんな料理が登場するのかも楽しみです。
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