フジテレビ、日本テレビ、TBSなど各局で放送されている連続ドラマ。毎回の放送後には考察されたり、俳優陣の演技にしびれたり、Twitterでトレンド入りしたりすることも多く、話題になっています。
今回は、月~日曜のゴールデンタイムに放送された2022年1月期の冬ドラマから、「終わり方」がSNSを沸かせた3作品をピックアップして振り返ります。
1:『ミステリと言う勿れ』
フジテレビ系の月9ドラマとして放送された『ミステリと言う勿れ』。田村由美さん原作の同名漫画ファン待望の実写化としても、放送前から話題を集めました。天然パーマのもじゃもじゃ頭がトレードマークの大学生・久能整(くのう・ととのう)が、独自の理論を淡々と展開することで、事件の真相どころか、刑事、犯人、関わる人々の心をもほどいていくという新感覚の会話型ミステリー。久能から放たれる数々の名言に心打たれた視聴者も多かった様子。
菅田将暉さんが主人公の久能整を好演し、毎話登場する豪華なゲスト俳優との2人芝居も話題に。遠藤憲一さん、柄本佑さん、小日向文世さんなどとの熱演の掛け合いは、まるで演劇を観ているかのような臨場感を味わえました。また、ドラマでは原作にない独自の演出も見られ、伊藤沙莉さん演じる刑事・風呂光聖子が久能に寄せる女心は、毎話SNSで論争を巻き起こしました。
友達も恋人もいなかった久能ですが、バスジャックを通して知り合った犬堂我路(永山瑛太)や、解離性障害を抱える女性の1人格であるライカ(門脇麦)らとの交流を経て心の成長を遂げ、その過程を見守る視聴者が続出。放送中からシリーズ続編を望む声が多く上がり、我路との今後の展開が見込めた最終回では「終わり方」がトレンド入りしました。
2:『DCU』
TBS日曜劇場『DCU』は、海上保安庁に新設された架空の組織「DCU(Deep Crime Unit)」が舞台のウォーターミステリー。水中操作に特化したエキスパート集団が、迷宮入りと目される難事件に挑みました。ハリウッドの大手制作プロダクションと共同制作し、海上保安庁の全面協力のもと撮影が行われ、潜水捜査シーンのダイナミックな演出が楽しめました。
阿部寛さん演じるDCU隊長・新名と、横浜流星さん演じるバディ・瀬能と共にDCUメンバーを固める高橋光臣さん、中村アンさん、岡崎体育さん、趣里さん、有輝(土佐兄弟)さんとの掛け合いも楽しめた本作。瀬能の父が開発した水中ドローンの設計図を巡って繰り広げられる、新名率いるDCUとテロリスト集団側に落ちた元海上保安官・成合(吉川晃司)との闘いが大きな見どころでした。
最終回では全ての事件の真相が明らかになるも、設計図のデータを持った成合は再び姿を消しました。全てが終わったわけではなく、この先もあると匂わせる終わり方に、SNSでは「映画化になりそう」「シーズン2来る?」など続編への期待が寄せられました。
3:『ムチャブリ! わたしが社長になるなんて』
日本テレビ系で水曜22時から放送されたドラマ『ムチャブリ! わたしが社長になるなんて』。出世欲ナシ、彼氏ナシの30歳OL・高梨雛子が、ある日突然子会社の社長に抜てきされ、仕事や恋を体当たりで乗り越えていくという爽快お仕事エンターテインメントです。
ヒロイン・高梨雛子の孤軍奮闘ぶりを高畑充希さんが好演。親会社の社長・浅海(松田翔太)、雛子の会社に部下として出向してきたナマイキな後輩・大牙(志尊淳)との三角関係も大きな軸として描かれ、松田さんや志尊さんとの胸キュンシーンはSNSを大いに沸かせました。
毎話、社長として成長を見せる雛子が、最終的に浅海と大牙のどちらとくっつくのかが気になっていた本作。最終回ではSNSで圧倒的に多かった“大牙派”の期待どおりの展開に落ち着きましたが、社長として1人の女性として成長した雛子の選択に「最高の終わり方」「元気をもらった」と称賛の声が多く上がりました。
『ムチャブリ!』では、「順調に愛を育む雛子と大牙の前に、アフリカから浅海がふらりと戻ってきてひと悶着ある2時間SPが観たい」との声も。今回紹介した3作品とも、続編を期待する声が続出する人気ぶりでした。春ドラマではどのような作品に出合えるでしょうか? 楽しみです。
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