今回、All About編集部は、食品用ラップについてアンケートを実施。「100均、それ以外のどちらで購入しますか?」の結果を発表するとともに、コスパの良い食品用ラップの使い分けを解説します。
みんなの意見「100均で買う」が9.4%
まずは500人に聞いた「食品用ラップは100均とそれ以外、どちらで購入していますか?」のアンケート結果を紹介します。
「100均で買う」は9.4%にとどまり、「それ以外」87.6%が多数派となりました。
筆者自身は100均の食品用ラップを取り入れているので、それ以外を使う人が圧倒的に多いのには驚きました。食品用ラップは、いってみれば使い捨てなので、値段が格段に安くコスパが良い方を選ぶのでは?と思ったからです。
もしかしたら、過去に100均の物を使ったけれど、使い勝手の面で不都合があったのかもしれません。
1mあたりの価格差は約4倍
ラップは1回使ったら捨ててしまうものなので、100均のラップの安さは大きな魅力です。筆者が愛用する100均のラップは幅30cm×長さ45mで1mあたり約2.4円。食品の乾燥を防ぐために皿にかけたり、使い途中の野菜を包んだりしています。
一方、筆者が使用する大手メーカーのラップは幅30cm×長さ50mで1mあたり約9円。ラップ自体に厚みがあって、ラップがちゃんとくっつきます。食品をしっかり包めるので、おにぎりや総菜パンの場合はこちらを使用。
高校生の子どもが弁当とおにぎりを持っていくのですが、弁当バッグの中でラップが取れてしまうと大変。そのため、しっかり包める方を選んでいます。
「100均 VS 大手」比較してみると……
100均のラップの耐熱温度は110度、耐冷温度はマイナス40度です。電子レンジで使うことができないのは、デメリットになり得ます。
一方、大手メーカーのラップの耐熱温度は140度で電子レンジで使えます。耐冷温度はマイナス60度でした。
次に厚みと使用感を比較。100均のラップは、大手のラップと比較すると薄く、皿にピタッとつかなかったりもするので、不便さを感じることも。
さらに、個人差はありますが、ニオイ漏れにも違いがあるように思います。例えば、ニンニクで下味をつけた食材を冷蔵庫で寝かせるとき、大手のラップの方がニオイ漏れが少ないように感じるのです。
ラップの切れやすさはあまり変わりありませんが、パッケージを開けるときに違いがあります。100均ラップはきれいに開けることができない物もあり、細かい部分ですが、最初の段階でちょっぴりイライラすることもあります。
決定的な違いは、今回比較した100均のラップは電子レンジで使えないことです。皿ごと温めるような食品に使うことができません。そのため筆者は、温める必要がない寿司や刺身、サラダなどに使っています。
結論、用途に応じて使い分けよう
食品を包むラップなので、品質が気になる人もたくさんいると思います。また、電子レンジで使えるかどうかの大きな違いがあります。
使い捨てと考えるならば、値段が安い100均で十分ではないでしょうか。しっかり包むなら大手メーカー、とりあえず乾燥を防ぐなら100均というように使い分けるのが良いのかなと思います。
※アンケートは、下記条件で実施
・男女比:男性 141人/女性 354人/回答しない 5人
・年齢比:10代 6人/20代 119人/30代 164人/40代 130人/50代 67人/60代 12人/70代 2人
・実施期間:2022年3月5~6日
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