人気沸騰中のドラマ『ミステリと言う勿れ』が、3月14日放送の第10話でファイナルエピソードに突入しました。ストーリーをおさらいしつつ、SNSで話題のコメントとともに最終回までの見どころをご紹介します。
第10話のおさらい
大隣総合病院の温室で足湯を楽しむ久能整(菅田将暉)とライカ(門脇麦)は、温室管理人の梅津(阿南敦子)から正月の過ごし方を聞かれます。久能は初詣にライカを誘い、元日午前3時に行く約束をします。
約束の時間に神社で合流した2人は、おみくじや屋台のたこ焼きを楽しみ、神社から出ると、ライカは焼肉を食べようと久能を誘います。ライカが見つけた焼肉店へ入ると、店主らしき男・浦部沢(堀部圭亮)と彼を「お父さん」と呼ぶ店員の沙也加(志田未来)がいました。席につくなりライカは数字の暗号を口にし、久能は『自省録』で確認します。
焼肉をつつきながら、ライカは自分の正体について話しました。この世には千夜子という人間しか存在しない。千夜子は父親から虐待をうけて解離性同一性障害を発症し、ライカは千夜子が作り出した別人格の1人。快復の兆しが見られ春から里親の元で暮らすことになった千夜子の幸せを願い、ライカは消えるつもりでいるのです。家族や友達と食事を楽しんでみたかったとライカは笑顔を見せます。
焼肉店を後にした久能が忘れ物をしたと1人で店へ戻ると、その瞬間、大勢の客が店内に押し寄せてきました。久能は店員の沙也加に、「ドラマで刑事が犯人を捕まえる時、なぜ遠くから大声で名前を呼ぶのだろう。しっかり捕まえてから名前を呼べばいいのに」と話しかけます。久能の話が終わった途端、浦部沢を強盗殺人罪で逮捕する警察と池本の姿が。久能とライカは沙也加の会話にちりばめられたSOSに気づいていたのです。
病院まで走って戻った久能とライカ。春までにまたどこかへ行こうと誘う久能に、ライカは次はないと答えます。恩人の香音人に会ってお礼を言うための手段に過ぎなかったはずが、久能と時間を過ごすことが楽しい、嬉しいと感じるようになった。消えたくないと思ってしまったら千夜子のためにならないから、初詣を最後にしようと決めていた。「だからこれでお別れだ、整くん」――。
久能はおもむろにマフラーを解いて胸元の傷を見せ、「この傷はライカさんの傷と同じ痛みです」と伝えます。「整くんの痛みも代わってあげられたらよかったな」とライカ。久能との日々に感謝を述べて去っていくのでした。
そして春、退院する千夜子を久能は陰ながら見守り、ライカとの思い出の桜の木へ行きます。千夜子が退院することを久能に教えたのは風呂光でした。風呂光は「私が友達になってあげます!」と宣言。久能は「ありがとうございます」と深々と頭を下げるのでした。
泣かない久能とライカに視聴者が泣いた
ライカとの交流と別れを経て久能の心に変化が現れ、恩師の天達(鈴木浩介)からは「人に会い、人を知りなさい。それは自分を知る旅だよ」とアドバイスを得た第10話。Twitterでは「役者さんの演技が凄すぎた…」「菅田将暉も麦ちゃんもバケモノみたいな表現力」「『整くんの痛みも代わってあげられたらよかったな』泣かない彼らに私が泣いた」など、切ない別れのエピソードに感動の声が続々と上がっています。
次週は人気キャラクターの犬堂我路(永山瑛太)が再登場します。姉・愛珠(白石麻衣)の死の真相を求めジュートという人物を追う我路と、池本や風呂光が追う事件がどう関わってくるのでしょうか。気になる第11話は3月21日の放送予定です。
『ミステリと言う勿れ』第11話 3月21日放送予告
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