無印良品の防災グッズの中で、基本のセットがそろった「いつものもしも携帯セット」は中に何が入っているでしょうか。必要なものはそろっているのかなど、筆者から見た感想を紹介します。
3つのシチュエーションで準備したい防災グッズ
「防災グッズをそろえなければ」と思うものの、「何をそろえていいか分からない」という人も多いのでは。また防災グッズをそろえたつもりでも、準備しているものが偏ってしまっていては、いざというときにあまり役に立たないかもしれません。
防災グッズをそろえるときに考えたいのは、3つのシチュエーションです。
・外出先で災害にあったときのセット
・在宅時に家以外の場所に避難するときに持ち出すセット
・災害時に家である程度の期間の避難生活をするためのセット
この3つのシチュエーションでは、そろえておきたい防災グッズに違いが出てくるものです。それぞれのシチュエーションで自分の場合は何をそろえたらよいのか、考えてみる必要があります。
無印良品では、折り畳めるヘルメットや、手回し充電ラジオ、非常用トイレセットの他、3つのシチュエーションに沿ってそろえられた防災セットがあります。
・いつものもしも携帯セット 990円
・いつものもしも携帯セット 890円
・いつものもしも持ち出しセット 3990円
・いつものもしも備えるセット 5490円
※全て税込
今回はこの中で「いつものもしもの携帯セット(990円)」を紹介します。
無印良品の防災グッズ「いつものもしもの携帯セット」のパッケージ
無印良品の防災セットはこのような袋に入って販売されています。単なる梱包のためだけの袋ではなく、裏面には中に入っている防災セットの内容とメモ欄があります。
袋の上部はファスナーになっているのも特徴。この袋は、水を通さない素材で、いざといういときにエチケット袋としても使えるようになっているのです。
中にはEVA素材のファスナー付きケースが入っているので、外側の梱包袋もいざというときのために、折り畳んで入れておけるようになっています。
無印良品「いつものもしもの携帯セット」の中身
無印良品「いつものもしもの携帯セット」の中身は以下の通り。
・EVAケース・ファスナー付
・不織布マスク Lサイズ5枚
・携帯用救急絆 10枚
・除菌シート 12枚
・いつものもしもハンカチ
・家族で決めておく連絡のルール
この中で注目したいのは、「いつものもしもハンカチ」「家族で決めておく連絡のルール」の2つ。
▼いつものもしもハンカチ
50cm×50cmサイズのハンカチに、災害時に役立つハンカチの活用法がイラストで紹介されています。
▼家族で決めておく連絡のルール
「安否確認をとりたい人の連絡先」今はスマートフォンに登録している人も多いと思いますが、いざ電池切れになったときにも紙に書かれていれば電話を借りたりして連絡を取ることができます。
「私の連絡先・メモ」は、自分の意識がないときに他の人が見ても分かるように残しておくことが大切です。
裏面には、あらかじめ決めておいた集合場所・避難場所を書き込む欄や、災害用伝言ダイヤルの使い方が書かれています。
伝言ダイヤルの使い方は、いざそのときになったら思い出せない可能性が高いのではないでしょうか。そのようなサービスがあるということを忘れてしまうかもしれません。しかし、このように書かれているものを持ち歩いていれば、いざというときに伝言ダイヤルを使うことができます。
今回紹介したのは、無印良品の防災セットの中でも日頃から持ち歩いておきたい「いつものもしも携帯セット(990円)」になります。通勤や通学は電車なのか、自転車なのか、徒歩なのか、移動手段が違っても、いざというときに必要なものは異なります。
無印良品の防災セットを軸に、自分のケースで必要となりそうなものを加えてみてはいかがでしょうか。
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