そろそろ3回目のワクチン接種を終えた人もいるのではないでしょうか。ワクチン接種を済ませたことを手軽に証明するのに便利なのが、デジタル庁が2021年12月にリリースした「新型コロナワクチン接種証明書アプリ」です。
日常生活の中でワクチン接種の証明が必要な場面はなかなかありませんが、海外への渡航時や接種証明が必要な状況で、スマホアプリを見せるだけでいいのは便利。実際にどのように接種記録を登録するのかご紹介しましょう。
3回目の接種記録も手動での登録が必要
筆者は1回目、2回目までの接種記録をすでに登録していたのですが、3回目の接種を終えた際に、「自動で記録は反映されるのですか?」と受付で質問しました。何故なら、接種記録の登録にはマイナンバーカードが必須となっており、ワクチンの接種記録もおそらく自動で反映されるのだろうと思っていたからです。
しかし、その答えは「ノー」でした。「ご自身で3回目の接種記録も登録してください」とのこと。おそらく、今後ワクチン接種の回数を重ねていく際も、毎回自分で登録する必要がありそうです。
とはいえ、登録方法は至って簡単です。iPhoneは「App Store」、Androidは「Google Play
ストア」で「新型コロナワクチン接種証明書アプリ」をインストールします。アプリはいずれのOSも無料です。
まずはアプリをインストール
ワクチン接種証明書の発行は無料。接種記録がワクチン接種記録システム(VRS)に登録されていれば、接種証明書の発行が可能です。接種から接種証明書を発行できるようになるまでの期間は、市区町村によって異なり、筆者の場合は接種翌日に発行することができました。
アプリをインストールしたら起動し、画面右下の「+」アイコンをタップします。すると、接種証明書の用途を聞かれるので、いずれかもしくは両方を選択します。今回は同時に発行する方法を紹介しましょう。ちなみに、日本国内用ではマイナンバーカード、海外用ではマイナンバーカードとパスポートが必要になります。
マイナンバーカードに設定した暗証番号を入力
続いてマイナンバーカードに設定した数字4桁の暗証番号を入力します。3回連続で間違えるとロックがかかり、ロックの解除には市区町村の窓口での手続きが必要になるため、慎重に入力しましょう。入力し終えたら、次はスマホの上部にマイナンバーカードを密着させて、読み取りを開始します。パスポートの読み取り
マイナンバーカードの読み取りが完了したら、次はパスポートの読み取りです。顔写真のあるページ全体がオレンジの枠に入るようにして、最大10秒ほど静止すると自動で読み取りが完了します。市町区村を選択
パスポートの読み取りが完了したらあと少し。ワクチン接種時に住んでいる市町区村を選択し、自分のワクチン接種記録を検索しましょう。接種証明書の発行が完了
ワクチン接種記録の内容が正しければ、「発行」をタップ。これで接種証明書の発行が完了です。各接種記録を確認できる
アプリのトップページで各接種記録をタップすると、証明書が表示されます。必要な場面で各証明書を提示しましょう。「TOKYOワクション」アプリは各種特典が受けられる
東京都では、「TOKYOワクション」というアプリも用意しています。接種証明書の登録は都民以外も可能で、接種記録を登録店舗で提示すると、飲食店ではドリンクやデザートのサービスが受けられたり、クリーニング店で割引特典があったりと、お得感のあるアプリとなっています。1点注意したいのが、本人確認書類でマイナンバーカードが利用できない点です。本人確認書類として使えるのは、運転免許証、各種健康保険証などになっているので、事前にホームページで確認しておきましょう。
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