独特の会話劇が話題のドラマ『ミステリと言う勿れ』。2月28日に放送された第8話のストーリーをおさらいしつつ、SNSで話題のコメントとともに今後の見どころをご紹介します。
第8話のおさらい
久能整（菅田将暉）が幼い頃お世話になった美吉喜和（水川あさみ）の墓参りに行くと、そこには大学の恩師・天達（鈴木浩介）の姿がありました。天達はかつてパートナーだった喜和の命日を忘れずにいた久能に礼を言いつつ、高校時代の同級生とゲストを呼んで開くミステリー会に来てほしいと頼みます。
天達は自身の講演会で知り合った風呂光聖子（伊藤沙莉）から、久能が警察に協力していることを聞いていました。謎解きの腕前を披露してほしいと言われ久能が返答に窮すると、天達は荷物運びや片付けのアルバイトだと安心させます。しかし、「参加者に一人だけ嘘をつく人間がいるから見つけてほしい」と、密かな頼み事も加えていました。
ミステリー会には風呂光も参加すると知り、久能は驚きます。勉強熱心だから誘ったと言う天達は、風呂光が刑事であることは隠しておこうと二人に話します。ミステリー会が開かれる場所は、“アイビーハウス”と呼ばれる蔦に覆われた山荘。玄関で久能たちを出迎えた橘高勝（佐々木蔵之介）と山荘の主人・蔦薫平（池内万作）が天達の高校時代の同級生で、蔦はゲストにデラ（田口浩正）、パン（渋谷謙人）も招いていました。
部屋の割り振りや食事を済ませ、夜になるとミステリー会が始まります。蔦は別荘の以前のオーナー夫人がバルコニーから転落して亡くなったことを話しました。その事件の真相を解くというお題。鍵のかかった部屋以外は好きに見ていいと言います。
天達に書庫の整理を頼まれた久能は、風呂光とともに252頁に栞がはさまれた大量の本を発見。252は「要救助者あり」のメッセージ。さらに新聞記事の切り抜きや廊下に飾られた花の絵の花言葉から真相を解明する久能。事件はオーナーの蔦自身の話であり、夫人は結婚20周年で開けるワインに毒を入れ道連れにしようとしている可能性があると指摘します。すると蔦は久能に拍手を贈ります。すべてはミステリー会のために用意されたもので、事実ではなかったのです。
しかし、橘高は怒り出します。アイビーハウスでは実際に人が亡くなっており、それは天達のパートナー・喜和でした。ストーカーから身を隠していたところ、なぜかストーカーにバレてしまい、ストーカーとともに亡くなっていたのです。その事件には不可解な点が残っていました。
単なるミステリー会ではないと話す久能に、風呂光は「嘘をつかない人を見つけてほしい」と頼まれていたことを話します。嘘をつく人と、嘘をつかない人。天達が二人にした頼み事の目的とは――？
ドラマオリジナルの設定に賛否両論、「風呂光さん」がトレンドに
今回も、久能整の不思議なキャラと鋭い観察力、膨大な知識量が光りました。アイビーハウス編は原作でも人気が高いエピソード。Twitterでは「めちゃめちゃミスリードある話だから観ていてそれぞれの思惑を考えるのが楽しくて好き」「アイビーハウス編はこれまでで一番好きなエピソードだから多少原作と違っても楽しんで観る！」など、ドラマならではの描き方を楽しみ、次週の解決編が待ち遠しいという声が続出しています。
また、ドラマオリジナル要素である風呂光の恋心描写については、「そもそもこの回に風呂光ちゃん出ないし、もっと刑事としての成長が見たい」との声も。賛否両論が続く話題ですが、第8話放送後、Twitterでは“風呂光さん”がトレンド入りを果たしました。
アイビーハウス解決編では、風呂光の刑事としての成長を垣間見られるのでしょうか。久能の長台詞とともに期待したいところ。第9話は3月7日の放送予定です。
『ミステリと言う勿れ』第9話 3月7日放送予告
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