SNSやネット通販を利用する際、IDやパスワードなどの登録が必要です。普段、スマートフォンでパスワードを管理している人が多いかと思いますが、スマホを紛失したり、ロックを解除できなくなる不測の事態があったりすると、パスワードも分からなくなります。そんな緊急事態に備えて、あえてアナログな方法でメモを残しておくことも大切です。
手軽にパスワードの記録を残すなら、100円ショップで売っている「パスワード管理ノート」がおすすめ。今回はダイソー、セリア、キャンドゥの商品を使い比べてみました。
ダイソーとセリアのノートはほぼ同じ
ダイソーは「パスワード管理ノート」という名称で、1ページにつき2つのサービスの情報を記入できます。全38ページで計76件の記入に対応。大半の人はこれ1冊でパスワード管理が事足りそうです。
項目はサイト名、ID/ユーザー名、パスワード、メールアドレス、メモ欄となっています。パスワードは3行あるので変更時も記録しやすいのが特徴。また、メモ欄も3行あるので、クレジットカード情報や秘密の質問の答えなどを書いておくといいでしょう。
普通のノートにメモするのとは違い、あらかじめどこに何を書くかが決まっているのはパスワード管理ノートの魅力。ノート自体は手帳サイズとかなり小ぶりですが、記入する際はほとんど気になりませんでした。
続いて、セリアの「パスワード管理ノート」を見たところ、表紙こそデザインが少し異なるものの、中面はまったく同じ仕様です。異なる100円ショップでも中身は同じというのは意外な発見!
ダイソーとセリアに共通して言えるのは、いずれも記入する際の自由度が高いこと。けい線付きのノートに項目だけが書かれた状態なので、パスワードが長かったり、メモしておくことが多かったりしても、フォーマットを気にせず記入しておけます。
キャンドゥのノートは他社よりページ数が少ない
キャンドゥの「パスワード管理帳」は、他社と同じく1ページに2つのサービスの情報を記入できます。全30ページとなっており、計60件の記入が可能。ダイソー、セリアに比べると記入できる件数は16件少ない仕様です。
項目はサイト名、ID/ユーザー名、パスワード、メールアドレス、メモ欄となっており、パスワードは2行あるので変更時も記録しやすいのが特徴。ただし、1つのパスワードにつき記入できるのは15文字までとなっており、長いパスワードを設定する人にはやや不向きかもしれません。
実際に記入してみると、他社のノートに比べるとメモ欄の幅が狭く、意識して文字を小さく書く必要がありました。全体的に不便さを感じる点はあるものの、記入した日付を残せるのは他社にない強み。基本情報はしっかり残せるので、110円でこれなら優秀だなという印象です。
せっかく記入したパスワード管理ノートは、人目につかない場所にしまうのを忘れずに! まずは最寄りの100円ショップでゲットしてみてください。
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