菅田将暉さんが淡々と語る会話劇が話題の『ミステリと言う勿れ』。1月31日に放送された第4話のストーリーをおさらいしつつ、話題のツイートとともに今後の見どころをご紹介します。
第4話のおさらい
闇サイトに爆破予告と暗号文が投稿され、大隣署の刑事・風呂光聖子(伊藤沙莉)は久能整(菅田将暉)に暗号の解読に協力するよう依頼します。慌ただしく動く警察を横目に、久能はのんびりと「犯人はなぜ暗号を送ってきたのか」と一言。爆弾がどこに仕掛けられたかよりも、犯人が何を考えているのかが気になる様子です。
暗号は推理作家の作品名を指しており、作家名が爆弾を仕掛けた場所だと分かります。そんな中、新しい暗号と予告文がアップされました。青砥(筒井道隆)は民間人である久能に仕事をさせていた風呂光をとがめ、警察のプライドにかけて暗号を解けと指示。
一方、久能は土砂降りの河川敷で記憶喪失の男(柄本佑)と出会い、ひょんなことから奇妙な会話が始まりました。どこかひょうひょうとしていて捉えどころのない男は、救急車も警察も呼ぶのはやめてくれと言い、しきりに腕時計を気にしながら、テーブルに指で三角形を書き続けます。
男は自分の名さえ思い出せないのに、科学的な知識だけは覚えていました。そして、「どこかに爆弾を仕掛けたような気がする」と一言。その告白に目を丸くした久能は風呂光に連絡します。到着するまで話をつなぐよう指示され、爆弾が仕掛けられた場所を聞き出そうと会話を続けます。
男は不遇の幼少期について話し始めます。両親は離婚し、母に捨てられた。父も女をつくって出て行った。学校ではみ出しっ子だった自分を、唯一気にかけてくれた先生がいた――。男はふと中指にはめた指輪を見て目を開きます。指輪には牡羊座のマークが刻印されていました。
久能がなぜ爆弾を仕掛けたのか問い詰めるうち、男は記憶を取り戻した模様。男が3にまつわる話ばかりしていたことと解読した暗号の答えから、久能は爆弾が仕掛けられた場所を男が通っていた小学校だと特定。駆け付けた風呂光、池本(尾上松也)ら警察の手により、爆弾は無事解除されるのでした。
警察に連行される男は久能に名前を聞き、自らを三船三千夫と名乗りました。自分を捨てた母と気にかけてくれた先生は同じ人だと後から知った。いじめられた最悪の思い出と、母との幸せな思い出が混在する小学校に爆弾を仕掛け予告したのは、壊したい気持ちと守りたい気持ちが同居していたから。久能は自らの母を思い出していました。「ごめんね。可愛がってあげたいけど何も感じないの」――。
菅田将暉×柄本佑が繰り広げた会話劇に感動の声多数
駆け付けた風呂光を背に、久能が河川敷を転がり落ちるところで終幕した第4話。Twitterでは「劇場劇のような趣きで新鮮だった」「謎解き中に流れたBGMが月光の第3楽章…ガッツリ心持ってかれた」など、独特の世界観が引き続き人気の様子。
菅田将暉さんと柄本佑さんの上質な二人芝居に感動した人も多く、三船が記憶を取り戻していく経緯を見事に演じた柄本さんを称賛する声が続出しました。柄本さんは『ミステリと言う勿れ』放送直後の月10ドラマ『ドクターホワイト』でも好演を見せています。
また、久能がTBS系ドラマ『カルテット』で満島ひかりさん演じるすずめが放った名台詞「どうして曇っていると“天気悪い”って言うんですかね」を引用していたことも、「局を超えた」「懐かしい」とドラマファンを湧かせました。
2月7日放送の第5話では、原作ファンにも人気エピソードのキーマンを小日向文世さんが演じます。検査入院することになった久能に送られてくる、犬堂我路(永山瑛太)からのお見舞いの品。そして久能と同室の老人・牛田悟郎(小日向文世)が展開する会話劇に期待です。
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