2021年にトレンドが「TikTok売れ」として言語化されたことでTikTokに商品やサービスを紹介するレビュー動画が増加し、TikTokで売れる商品のジャンルも、ますます多様化しました。
今回は、2021年「TikTok売れ」した飲食店3選を紹介します。
TikTok売れ飲食店1:焼鳥どん日垣兄弟
オーナーが、アルバイトの若いスタッフを笑わせるために始めた「飲食店あるある」ネタのTikTok動画が人気を集めた「焼鳥どん日垣兄弟」。
都内に3店舗ある地元の焼き鳥屋さんにもかかわらず、今やフォロワー数18万人を超える“日本のSNSで最も有名な焼き鳥屋さん”に。米大リーグ・パドレスのダルビッシュ有投手も「焼き鳥屋なら焼鳥どんに行きたいです」と投稿するほど。
ライブ配信「TikTok LIVE」もスタートさせ、配信中に「会いたいのでお店にいきます!」と実際にお店を訪れたお客さんもいたのだとか。コロナ禍で激減した客足も爆発的に伸び、新事業の通信販売も好調のようです。
TikTok売れ飲食店2:金沢フルーツ大福 凛々堂
あまおうや温州みかん、シャインマスカットなどのフルーツをまるごと使ったフルーツ大福の専門店「金沢フルーツ大福 凛々堂」もオープン半年で全国展開するまでに成長した「TikTok売れ」飲食店です。
トレンドをうまく捉え、「#これなに」が流行した際には「これなに? これなに?」と歌いながらフルーツ大福を切り、断面を見せる動画をヒットさせました。
さらに、販売スタッフが営業中にライブ配信をすることでファンを獲得。スタッフに会うために商品を大人買いするという現象も起こっているそうです。
TikTok売れ飲食店3:移動式チュロス専門店CHURROS AVENUE
最後はTikTok経由の来客が驚異の8割という「CHURROS AVENUE」。大学生カップルが「就活したくない」という理由で始めたチュロス専門店で、今では約3万人のフォロワーを抱える人気店となっています。
普段あまり見られないチュロスを絞る動画や、店舗のカラフルな色を見せるなど「おいしそう」だけでなく「面白い」「実際に見てみたい」とユーザーの心理をついた動画がヒット。
横浜市内の商業施設を中心にキッチンカーで販売し、1日に220人が来店、売り上げは9万円にも上るそうです。(※現在は静岡県にて営業中)
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