米国の調査機関モーニング・コンサルタントは、Meta(旧Facebook)の社名変更について調査を実施。米国のZ世代からベビーブーマー世代2200人に対し、新社名やロゴ、「メタバース」へとかじを切ったことについて尋ねた本調査では、同社の一連の動きやマーク・ザッカーバーグCEOへの最新の評価が明らかとなりました。
全体の68%がメタバースに対し「興味なし」
日本国内でも注目度が高かった「メタバース」への戦略的転換について、米国の回答者がどのくらい興味・関心があるかを尋ねたところ、全体の68%が「興味なし」と回答。
男女別では、男性の39%が「興味あり」に対し女性は27%、世代別で「興味あり」が多かったのは「Z世代」(44%)と「ミレニアル世代」(46%)、地域別では、都市部の43%が「興味あり」と答え、地方都市などは30%未満にとどまっています。
メタバースに関心を寄せるのは、男性と若年層、そして都市部に住む人々が中心。全体的に見ると、「興味あり」が「興味なし」を超える項目はありませんでした。
社名変更はスキャンダルから人々の目をそらすため?
旧Facebookが社名をMetaに変更した理由について、回答者たちがどのように見ているかを調査したところ、最も多かったのは「ネガティブな報道から距離をおくため」が51%、次いで「ネガティブな(世間からの)議論やこれまでのスキャンダルから目をそらすため」が50%という結果に。
マーク・ザッカーバーグCEOは「(社名変更は)私たちが何者か、そして私たちが構築したい未来をよりよく反映することを意味している」とコメントしている一方、現状の米国世論は、好奇心や期待感よりも懐疑心のほうが勝っているようです。
出典:Americans Are Not Into Facebook’s New Name — and Don’t Want to Enter the Metaverse, Either(Morning Consult)
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