4000人調査「仕事を辞めたいと思ったことアリ」8割以上。Z世代のみ「給与」が理由1位、その他世代は?

スタッフサービス・ホールディングスが、働く世代4000人に実施した「仕事にまつわる調査」の第一弾テーマ「仕事の本音」によると、全体の8~9割が「仕事を辞めたいと思ったことアリ」と回答。「辞めたいと思った理由」で最も多かったのは1位「人間関係」。世代間での違いは?

人材総合サービス・スタッフサービス・ホールディングスは、4つの働く世代(16~25歳のZ世代・26~40歳のミレニアル世代・41〜50歳の就職氷河期世代・51~60歳のバブル期世代)各1000人の合計4000人を対象に、仕事にまつわるさまざまな調査を実施。

最初のテーマ「仕事の本音」では、各世代の仕事に対するシビアな悩みをランキング形式でまとめています。世代間で、どのような違いがあるのでしょうか。
 

「過去に仕事を辞めたいと思ったことは?」、「ある」全体で8割以上

「仕事を辞めたいと思ったことがあるか」を各世代ごとに尋ねたところ、Z世代が80.4%、ミレニアル世代が87.8%、就職氷河期世代が89.2%、バブル期世代が88.4%でした。年代が上がるごとに割合が増えそうなものですが、最も多かったのは「就職氷河期世代」という結果に。
 

「仕事を辞めたいと思った理由」2位「給与」、1位は?

「仕事を辞めたいと思った理由」を見ると、全体1位は「人間関係」で35.0%、2位「給与」23.3%、3位「仕事量」21.8%でした。

世代別の結果を見ると、Z世代のみ「給与」が1位でそれ以外は「人間関係」が1位。「給与」が唯一TOP3圏外だったのがミレニアル世代(「給与」は4位)で2位は「仕事量」、就職氷河期世代は2位に「労働時間」、バブル期世代は2位に「評価・人事」がそれぞれランクイン。比べてみると各世代ごとに特徴が見られます。

各世代ごとのコメントを見ると、「仕事量が多いのに残業するなと言われた(Z世代・男性)」や「わからなかったら聞けと言われ、聞いたらそんなものは聞くなと言われた(ミレニアル世代・男性)」、「仕事を押し付けてそれを自分の手柄として報告する上司(バブル期世代・女性)」といった、職場あるあるな内容が多数寄せられています。
 

「働く職場の条件」、各世代間で重視するものに違いあり

「働く職場の条件」について尋ねたところ、全世代1位は「給与が高い」でした。2位以降から世代ごとの違いが現れ、Z世代とミレニアル世代は「有給が取りやすい」、就職氷河期世代とバブル期世代は「人間関係が良い」という結果に。特にZ世代は3位にも「休日が多い」がランクインしており、プライベートを重視する傾向が見られます。

>次ページ:各世代別、5位までのランキング結果

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