Job総研を運営するライボは9月27~10月4日、718人の社会人男女(20~69歳)を対象に「2021年 年収と貯金額調査」を行いました。国税庁の調査では、会社員の平均年収が2年連続で減少し、総務省の「家計調査」ではコロナ禍の影響により支出が増加していることが分かります。今回の調査結果にコロナ禍の影響は見られるでしょうか。本記事では全体と年代別の平均貯金額を発表します。
2021年の平均貯金額、1位は「1000万円以上」
2021年の平均貯金額、第1位は19.9%で「1000万円以上」でした。貯金をする理由については、「非常時の備え」(58.8%)、「将来の自分のため」(56.7%)といった回答が集まりました。
第2位は、僅差で「100万円以上300万円未満」という結果になりました。コロナ禍で貯金額が減少したと回答した人の理由には「出費が増えた」「ボーナスがカットされた」「現職での給与が減額」などがありました。
第3位は「300万円以上500万円未満」です。自由記述コメントでは「年収は上がったがそれ以上にコロナ禍の影響で支出が増えたため貯金が増えない」「テレワークが増えて自宅時間が増えたことから、支出が増えたことや物価高騰で貯金額が減った」などが見られました。
年代別の平均貯金額は?
アンケート回答者全体の平均貯金額は964万円です。年代別の平均貯金額はどうなっているでしょうか。年代別の平均貯金額1位は60代の「1788万円」でした。次いで2位が40代の「1754万円」、3位が30代の「1031万円」と続きました。特徴的なのは4位が50代の「991万円」で、30代の貯金額を下回っている点です。
回答者全体でコロナ禍が年収に多少なりとも影響があった割合は、53%に上りました。また50代の回答者では5割強が年収の満足度を「不満・やや不満」としています。
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