リスクモンスターは、10月7日に「第1回借金王ランキング」を発表しました。調査対象は、金融機関を除く上場企業3151社。対象決算期は最新決算(2020年4月期決算以降)で、2021年6月2日時点のものです。
 

企業の借金王ランキング! 1位は「トヨタ自動車」

第3位は「本田技研工業」。有利子負債は、7兆7210億円でした。売上高は13兆1705億円で、有利子負債を上回っていました。「ホンダ」「Honda」という通称で知られる本田技研工業は、オートバイの売上高が世界1位です。

第2位は「ソフトバンクグループ」。有利子負債は、18兆5130億円でした。売上高は5兆6282億円であり、有利子負債を下回っていました。ソフトバンクグループは通信・インターネット関連を中心に、幅広い事業を手掛ける持株会社です。

そして第1位は「トヨタ自動車」。有利子負債は、25兆6596億円でした。売上高は27兆2146円で、有利子負債を上回る結果に。自動車の2020年・世界販売台数(トヨタグループ全体)は、世界1位でした。

上位5社の業種には、自動車製造業・通信業がランクイン。上位20社のうち12社が、売上高よりも多い有利子負債を有していました。
 

借金王ランキング上位企業の「安全性」分析

現預金回転期間・借入依存度・自己資本比率にみる各企業の「安全性」

リスモンの倒産確率分析によると、現預金回転期間(現預金÷月商)が「1カ月未満」の場合は高リスクだと判断されます。1カ月未満の企業は、20社中2社(日本電信電話・伊藤忠商事)のみでした。現預金回転期間が長い企業ほど、安全性の高さがうかがえます。

借入依存度(総借入÷総資産×100)は「50%超」の場合、高リスクだとみなされます。該当企業は16社(物品賃貸業・不動産業の4社は除く)中1社(九州電力)のみでした。借入依存度が低い企業ほど、資金調達余力を残している様子がうかがえます。

自己資本比率は「30%未満」の場合、高リスクだと考えられます。該当する企業は20社中12社ですが、財務レバレッジ(総資産÷自己資本)を効かせることで収益拡大につなげているという見方も可能です。
 

上場企業の「収益力」ランキング! 借金王の上位11社がランクイン

借金と収益力の間には「相関性」がうかがえる結果に

企業の評価指標であるEBITDAを集計したところ、トップは「トヨタ自動車」となり、次いで「日本電信電話」「ソフトバンクグループ」と続きます。借金王ランキングTOP20のうち11社がランクインしており、借入金と収益力の相関性がうかがえる結果となりました。

借金王ランキングの上位企業は多額の借入金を有しつつも、うまく活用してキャッシュの創出につなげているといえそうです。

>次ページ:借金王ランキング、20位までのランキング結果

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