大学の「学生の雇用・就業能力向上に係る取り組み」世界ランキング! 国内トップを獲得した大学は?

クアクアレリ・シモンズ社は「QS Graduate Employability Rankings」2022年版を発表。「学生の実践的な雇用・就業能力向上に係る取り組み」に優れていた大学を評価したランキングです。世界トップの大学と日本の大学のランキングについて紹介しています。

イギリスの教育・キャリアアドバイス会社クアクアレリ・シモンズ(QS)は、世界の高等教育機関ランキング・リスト「QS Graduate Employability Rankings」2022年版を発表。

就職に重きを置く学生に向けエンプロイヤビリティ(雇用される能力・実践的な就業能力)の観点から世界の大学を比較した本ランキングでは、「アフターコロナへの見通しと、対応したスキル・資質を持った卒業生を生み出す能力」を有しているかを5つの指標から評価しています。

本記事では世界ランキングTOP2の大学と日本の大学のランキングについて紹介します。
 

第2位:スタンフォード大学(アメリカ)

2位は、アメリカの「スタンフォード大学」でした。総合評点は99.3点。

5つの指標では、「大学出身者の成果」と「雇用主からの評判」が100点満点のほか、「雇用主とのパートナーシップ」が99点以上と高得点を獲得しています。
 

第1位:マサチューセッツ工科大学(アメリカ)

1位は、アメリカの「マサチューセッツ工科大学」です。総合評点は100点満点。

5つの指標別でみると、「大学出身者の成果」「雇用主からの評判」「雇用主とのパートナーシップ」の3つで満点を獲得しています。
 

国内トップは東京大学で世界ランク25位

同ランキングにおける日本のトップ大学は東京大学で、世界ランク25位。アジアランキングでは5位という結果に。世界TOP100にランキングしている日本の大学は東京大学のほかに、早稲田大学(37位)、京都大学(52位)と続き、計7大学がランクインしています。

QSのリサーチディレクター ベン・ソーター氏によると、「エンプロイヤビリティに特化したデータを公開することは、学生たちにとって事実に基づく進学の意思決定を促す上で大変意義深いものです。日本の大学はキャンパス内に企業関係者を頻繁に招くなど、世界をリードし得る『エンプロイヤビリティ向上に係る取り組み』を行っています。今回(550位以内に)ランク入りした日本の22大学のうち、17大学が『雇用主と学生のつながり』の指標でトップ100位内に入っています」と評価しています。

>次ページ:世界ランキングTOP10・ランクインした日本の大学一覧

【関連記事】
人事担当者から見た「印象のよい大学」、東大や京大を抑え1位に輝いた大学とは?
「世界の大学」ランキング! 日本のトップは東京大学で23位、2位オックスフォード大学を抑えた1位は?
関東の女子高校生が選ぶ「志願したい大学」ランキング! 3位「早稲田大学」を抑えた同率1位は?
関東の高校生が「志願したい大学(理系)」ランキング! 2位「早稲田大」、1位は2年連続の?

【関連リンク】
プレスリリース

 

Lineで送る Facebookでシェア
はてなブックマークに追加

注目の連載

  • 恵比寿始発「鉄道雑学ニュース」

    静岡の名所をぐるり。東海道新幹線と在来線で巡る、「富士山」絶景ビュースポットの旅

  • ヒナタカの雑食系映画論

    『グラディエーターII』が「理想的な続編」になった5つのポイントを解説。一方で批判の声も上がる理由

  • アラサーが考える恋愛とお金

    「友人はマイホーム。私は家賃8万円の狭い1K」仕事でも“板挟み”、友達の幸せを喜べないアラサーの闇

  • AIに負けない子の育て方

    「お得校」の中身に変化! 入り口偏差値と大学合格実績を比べるのはもう古い【最新中学受験事情】