就職に重きを置く学生に向けエンプロイヤビリティ(雇用される能力・実践的な就業能力)の観点から世界の大学を比較した本ランキングでは、「アフターコロナへの見通しと、対応したスキル・資質を持った卒業生を生み出す能力」を有しているかを5つの指標から評価しています。
本記事では世界ランキングTOP2の大学と日本の大学のランキングについて紹介します。
第2位:スタンフォード大学(アメリカ)
2位は、アメリカの「スタンフォード大学」でした。総合評点は99.3点。5つの指標では、「大学出身者の成果」と「雇用主からの評判」が100点満点のほか、「雇用主とのパートナーシップ」が99点以上と高得点を獲得しています。
第1位:マサチューセッツ工科大学(アメリカ)
1位は、アメリカの「マサチューセッツ工科大学」です。総合評点は100点満点。5つの指標別でみると、「大学出身者の成果」「雇用主からの評判」「雇用主とのパートナーシップ」の3つで満点を獲得しています。
国内トップは東京大学で世界ランク25位
同ランキングにおける日本のトップ大学は東京大学で、世界ランク25位。アジアランキングでは5位という結果に。世界TOP100にランキングしている日本の大学は東京大学のほかに、早稲田大学(37位)、京都大学(52位)と続き、計7大学がランクインしています。
QSのリサーチディレクター ベン・ソーター氏によると、「エンプロイヤビリティに特化したデータを公開することは、学生たちにとって事実に基づく進学の意思決定を促す上で大変意義深いものです。日本の大学はキャンパス内に企業関係者を頻繁に招くなど、世界をリードし得る『エンプロイヤビリティ向上に係る取り組み』を行っています。今回(550位以内に)ランク入りした日本の22大学のうち、17大学が『雇用主と学生のつながり』の指標でトップ100位内に入っています」と評価しています。
>次ページ:世界ランキングTOP10・ランクインした日本の大学一覧
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