好きな先生や尊敬する先生、7割強が「いる」
「好きな先生や尊敬する先生はいる?」という質問に対して、全体の74%が「いる」と回答しました。好き・尊敬する理由については、「話がおもしろい」という回答が72%と最も多く、「授業がわかりやすい」が68%、「ほめてくれる」が56%と続きました。その他の理由として「相談に乗ってくれる」「ひいきをしない」などの回答があり、「やさしい」「かわいい、かっこいい」という意見も。
子どもたちは楽しく勉強ができる、分かりやすく教えてくれてやる気を高めてくれる先生に対して好感を持っているようです。
学校の先生の仕事は「子どものためになる」が「苦労が多い」イメージ?
「学校の先生の仕事はどんなイメージ?」という質問に対して、小学生は「子どものためになる」という回答が48%でトップでした。僅差で「働く時間が長い」「責任が重い」といった回答が続き、尊敬するものの大変そうというイメージを持っているようです。
中学生は「苦労が多い」が52%で最も多くなりました。続いて「働く時間が長い」「責任が重い」と続き、「世の中のためになる」と回答したのは15%と小学生よりも低い割合に。
その他の回答の中にも「給料が少ない」「ブラック」といったコメントがあり、中学生は学校の先生の仕事が大変だというネガティブな印象をより強く持っているようです。
「もし自分が先生になるなら一番大切にしたいことは?」と聞いたところ、「生徒の話をよく聞くこと」が小学生で25%、中学生で33%といずれも最多に。「わかりやすい授業をすること」「生徒からたよりにされること」も多く、生徒のことを思いやる先生が理想像であることがうかがえます。
先生に相談に乗ってもらった経験がある子どもは半数強
「これまで先生に相談に乗ってもらったことはある?」という質問に対して、全体の56%が「ある」と回答。小学生より中学生のほうがやや割合が高くなっていました。
先生に相談に乗ってもらった内容として最も多かったのは「友だちのこと」で63%。「勉強のこと」が32%、「家族のこと」「習い事・部活のこと」がそれぞれ15%でした。その他「いじめのこと」「体や体調のこと」といった回答も。
一方、先生に相談に乗ってもらったことがない理由を聞くと、「相談したいことがない」が51%と約半数に上りました。「信用できない」「先生の反応がこわくて相談できない」が続き、その他の回答の中にも「親に言われそう」という理由が。相談したいことがあっても親をはじめ周囲に知られてしまうのが怖くて相談できないと考えている子どもたちがいることが分かります。
一日のうち長い時間を学校で過ごす小中学生にとって、先生は親の次に接することが多い大人。先生の仕事にネガティブなイメージを持ちながらも、時には悩みを相談できる存在と捉えている子どもたちが多いと言えるでしょう。
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