約8割の人が「転職時にコネを使ってよかった」と答えた一方で、コネを使って転職するとなると何かしらのデメリットもあると考えられます。今回は、転職でコネを使う際のデメリットを紹介します。
コネ転職のデメリット1位は「辞めにくい」
今回の調査で「コネ転職のデメリット」について聞いたところ、ダントツの1位は「辞めにくい」(103人)でした。
2位以下はかなり差がついて「周囲の視線がツライ」(30人)「期待が大きい」(28人)と続きます。4位以下には「紹介者に対するプレッシャー」(19人)「陰口・いじめにつながる」(9人)という声も挙がりました。
また、「デメリットはない」と答えた人は11人でした。
「周りの視線が冷たい」「退職後に親が謝罪しに行った」という体験談も……
TOP3に入った項目について、具体的な回答を紹介します。1位の「辞めにくい」は、「辞めたら紹介してくれた人に迷惑がかかるのでは」「スムーズに採用してもらったのに申し訳ない」と感じ、退職を言い出しにくかった人が多数。
「言い出せずに数ヶ月経ってしまった」「結婚して退職しましたが、紹介者である父や採用してくれた社長のことを考え、かなり退職時期を遅らせました」などの意見も。退職したあとに「コネを使って下さった方に、親が謝罪しに行った」という体験談もありました。
2位の「周囲の視線がツライ」では、「コネ入社という色眼鏡で見られてしまう」「周りの視線が冷たい」という回答が目立ちました。「同期や年齢が近い人からはあまりよく思われていなかったので、昼休憩の時間が少し寂しかった」という人も。
3位に入った「期待が大きい」は、「この人の紹介・推薦だから、もっとできるでしょ」「経験が過大評価された」など、期待されてしまったという人が多く、中には「期待されて入社したが、そこまでの能力はないなと会社の方から評価された」という経験をした人もいました。
コネを使うなら、事前に疑問を解消しておくことが大切
「採用されやすい」「待遇がいい」「事前に職場の雰囲気がわかる」などのメリットは大きいようです。ただ、コネ入社には「辞めにくい」などのデメリットも。「よほど大きなライフイベントが起こらない限り、辞めない覚悟が必要」というアドバイスもありました。
「本当に入りたい会社か」「自分に合っているか」や「辞めたときに紹介者との関係は気まずくならないか」など、きちんと考えて疑問を解消しておく必要がありそうです。
「ラクに入社できるから」と安易に転職を決めてしまうと、後悔するかもしれません。
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