ネットいじめが少ない国ランキング
保護者や学校による、子どもへの適切な指導は世界最低ランク
子どものメディア利用に関して親がどのような影響を与え、指導しているかを測定する「保護者による指導スコア(Parental Guidance score)」は、スコアが高いほど、保護者の指導のレベルが高いことを示しています。日本のスコアは、世界ワースト3位。日本の保護者自身の、ITリテラシーやデジタルインテリジェンスが低い可能性がうかがえます。
学校によるオンライン安全教育の提供状況を測定する「オンライン安全教育スコア(Online Safety Education Score)」は、スコアが高いほど、学校のオンライン安全教育レベルが高いことを示しています。日本は、世界ワースト5位でした。
日本の子どもの「デジタル・エンパシー」は30カ国中24位
COSIのデータによると、ネットいじめの日本のスコアは世界トップとなる一方で、「デジタル・エンパシー(共感力)」については、世界平均を大きく下回り、30カ国中24位という結果になっています。エンパシーとは、“もし自分が相手の立場だったら”と考えてみる想像力と言えます。共感力は他者との円滑なコミュニケーションに欠かせない能力の一つですが、子どものコミュニケーション能力自体が、核家族化の進行やITの発達によって低下しているとも言われています。日本の子どもの「デジタル・エンパシー」の指標がこれほど低いスコアとなっている理由の一つとして、やはりオンライン安全教育のレベルが低いことが挙げられるかもしれません。
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