横浜市が誇る日本庭園「三溪園(さんけいえん)」では、7月17日~8月9日の土日祝(11日間)に早朝観蓮会を開催。咲いたばかりの蓮を観賞できるよう、朝7時より開園するほか、3つの茶店で特別朝食メニューを提供します。蓮にまつわる古建築をめぐるオプショナルツアーや子どもを対象とした蓮を使った遊び体験も(画像はすべて三溪園提供)。
原三溪がとりわけ好んだ「蓮(はす)」
蓮の花は三溪園の創設者である原 三溪(はら さんけい)がとりわけ好んだ花。自らが構想した茶室を「蓮華院(れんげいん)」と名づけ、蓮を題材にした絵も数多く遺していることからも、その思い入れぶりがうかがえます。
夏休み恒例イベント「早朝観蓮会」
早朝観蓮会開催日には、咲いたばかりの蓮を観賞できるよう、朝7時より開園。早朝のすがすがしい空気の中で、咲いたばかりの蓮や、子どもたちが蓮の葉シャワーを楽しむ様子を見ることができます。
三溪園の公式サイトによると、2021年は蓮の生育が一律でなく一部に遅れが出ている状況で、見ごろの時期は8月中旬ごろとなる見通しとのこと。この時期だからこそみられる木槿(むくげ)や牡丹臭木(ぼたんくさぎ)などの珍しい花も見られるようですので、合わせてお楽しみあれ。
また、三溪記念館は早朝観蓮会開催日は8時よりオープン。蓮に関する美術品やパネルの展示を楽しめるほか、庭園散策の途中の休憩にも使えます。
早起きして食べたい、特別朝食メニュー
園内の3つの茶店では、早朝観蓮会限定の特別朝食メニューを提供します。朝がゆ、中華風がゆ、麦とろ御飯といった、3つの茶店がそれぞれに工夫を凝らした観蓮会ゆかりの味が楽しめます。
- 雁ヶ音茶屋 中華風がゆ 850円
- 三溪園茶寮 朝がゆ 1100円
- 待春軒 麦とろ御飯 1000円
この朝食を楽しみに、早朝観蓮会に訪れる方も多いようです。
入園料やアクセスなどは公式サイトをご覧ください。
・三溪園 https://www.sankeien.or.jp/
事前に申し込みして参加したい、スペシャルな体験
園内に秘められた蓮を学芸員とともにめぐるツアー「蓮めぐり」、大人から子どもまで楽しめる葉や茎を使った遊び体験「はすあそび」も実施。こちらは、事前にオンラインチケットサービスPeatixからチケットを購入する必要があります。
・早朝観蓮会オプショナルツアー「蓮めぐり」
蓮は、泥(不浄)の中から清らかな花を咲かせるため、中国では俗世間から輩出したすぐれた人材にたとえられ、仏教では浄土に咲く花として絵画や彫刻のモチーフにされてきました。
三溪園には蓮池だけでなく、古建築や石造品などいたるところに蓮が隠されています。本ツアーでは、学芸員とともに園内に秘められた蓮をめぐり、庭園の世界観と蓮の魅力に迫ります。
早朝観蓮会オプショナルツアー「蓮めぐり」概要
開催日:7月22日(木・祝)、23日(金・祝)、24日(土)、25日(日)、31日(土)、8月1日(日)
時間:8時~9時30分 ツアー、9時35分~ 食事
定員:各日10名
対象:大人(高校生以上)
内容:学芸員ガイドツアー、非公開の古建築2棟の見学ほか(蓮茶の試飲)、待春軒でのお食事(「麦とろ御飯」または「三溪麺と黒蜜寒天」)
料金:1名 5200円(入園料込、食事付)
※この企画の収益は三溪園の維持・管理に役立てられます。年間パスポートの有無、年齢等に関わらず、一律の価格設定となります。
申し込み:オンラインチケットサービスPeatixにて受付
https://sankeien-hasumeguri.peatix.com
・遊び体験「はすあそび」
ボランティアスタッフの案内で蓮を使った3つの遊び体験ができるアクティビティを用意。
遊び体験「はすあそび」概要
開催日:7月17日(土)~ 8月9日(月・祝)の土・日曜日、祝日
時間:①7:05~7:20 ②7:25~7:40 ③7:45~8:05 ④8:10~8:30 ⑤8:35~8:55
定員:各回2名
対象:10歳以上 ※保護者の付き添いがあれば、小さな子どもも参加可
内容:①蓮茎の糸とり体験 ②葉っぱのお面づくり ③タネの発芽処理体験など
料金:800円(入園料別途)
※この企画の収益は三溪園の維持・管理に役立てられます。
申し込み:オンラインチケットサービスPeatixにて受付
https://sankeien-hasuasobi.peatix.com
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