ソニーグループ9社が結集し、科学の視点で恐竜の秘密に迫る展覧会「Sony presents DinoScience 恐竜科学博 ~ララミディア大陸の恐竜物語~ 2021@YOKOHAMA」が7月17日からパシフィコ横浜で開幕。6600万年の時を超えたトリケラトプスの実物全身骨格「レイン」が横浜で見られる、大変貴重な機会です(提供画像以外は内覧会にて筆者撮影)。
全身骨格や3DCG、大画面フルCD映像を見て白亜紀にタイムスリップ!
同展の舞台となるのは、恐竜王国であった白亜紀後期(約1億年~6600万年前)のララミディア大陸。展示エリアは「プロローグ」「発見ラボラトリー」「フィールドツアー」「白亜紀体験シアター」「特別展示 レインとスタン」の5つのゾーンに分かれており、気候や生態系、生息していた恐竜たちの特徴などを、多数の標本や資料とともに掘り下げていきます。
実物展示のほか、ソニーの高精細な立体映像を裸眼で見られる空間再現ディスプレイ「ELF-SR1」による3DCGモデルの展示では、恐竜の肌の質感や体のつくりなどを観察できます。
Zone4「白亜紀体験シアター~恐竜たちが生きる世界~」では、同展を企画/監修した「恐竜くん」こと田中真士さんが細部にまでこだわり再現したフルCG映像を、横12m×高さ6.8mのソニーの超高精細なClystal LEDの大画面で鑑賞。最新の技術で明らかになった恐竜の体の造形から質感、動き方、当時の植生までララミディア大陸の動植物が生き生きと描かれています。
迫力ある音や映像に合わせた床からの振動、風の演出など、ソニーの様々な独自技術によって、白亜紀にタイムスリップしたかのような興奮を味わえることでしょう!
世界で最も美しい「レイン」の実物全身骨格は圧巻
見どころは、ヒューストン自然科学博物館が収蔵するトリケラトプス「LANE(レイン)」の実物全身骨格(全長7m×高さ3m)。その約8割が実際に発見された骨格で、広範囲にわたる皮膚までもが保存された、現存するトリケラトプスの化石の中で、最も完全で最良の状態を誇ります。
このほか、世界で唯一「脳腫瘍」の痕跡が確認され、全身に渡って激しいけがや病気による変形の痕が数多く見られるゴルゴサウルスや、全身の大部分の骨が優れた状態で保存されていたティラノサウルス「STAN(スタン)」、モササウルス、ケツァルコアトルス、「レイン」の3Dデータを使って再現されたトリケラトプスの幼体など、日本初展示を含む数多くの復元全身骨格が展示されています。
生体考察に基づき、生きていた時代を想起させるポージングで全身骨格を組み上げてあるのが大きな特徴です。現代アートの展示のような照明の使い方やララミディアの森にいるような空間演出、ストーリー性が感じられる配置で、恐竜たちの息遣いが感じられること間違いなし。
日向坂46 小坂菜緒さんの音声ガイドがわかりやすい
開幕前日の記者発表会には、恐竜好きで公式アンバサダーをつとめる日向坂46の小坂菜緒さんが体調不良で活動休止中のため、ピンチヒッターとして日向坂46の潮紗理菜さん、丹生明里さん、松田好花さんが登壇。
松田さんは「小坂菜緒バージョンの音声ガイドを聞きながら回ったのですが、『そうなんだ!』と初めて知る知識がたくさんあったので、音声ガイドを聞きながらお楽しみいただくと恐竜の知識がない方にも楽しんでもらえると思います!」とコメント。
合わせて、小坂菜緒さんが描いたかわいい恐竜のイラストを用いた会場限定のコラボグッズやコラボフーズも紹介されました。
Sony presents DinoScience 恐竜科学博 ~ララミディア大陸の恐竜物語~ 2021@YOKOHAMA 概要
開催期間:2021年7月17日(土)~9月12日(日)
場所:パシフィコ横浜 展示ホールA
時間:月・火・木・日 9:00~18:00(最終入場17:30)、水・金・土・祝日・特定日<8月7日(土)~8月15(日)> 9:00~21:00
料金:大人(19歳以上) 平日2,800円/土日祝・特定日3000円
中学生~18歳 平日2000円/土日祝・特定日2200円
4歳~小学生 平日1400円/土日祝・特定日1600円
※3歳以下は保護者同伴で無料、土日祝・特定日は1時間ごとの日時指定、グッズ付きチケットなどもあり
・URL:https://dino-science.com/
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