「シェアリング／レンタルサービス」の中で使ったことがあるサービスランキング！ 2位「ラクマ」、1位は？

「シェアリングエコノミー」とは、インターネットを介して個人と個人、個人と企業などの間で、モノだけでなく、スペース、スキル、時間などあらゆる資産を共有する「シェア」の考えや消費スタイルのことです。最近では、欲しいものを「購入する」以外に、必要な時に借りる、他人とシェアする、というような考えを持つ人が増えつつあり、そのような人々のニーズと、提供したい人とを引き合わせるインターネット上のサービスが注目を集めています。

LINEリサーチは7月12日、全国約2万人の「シェアリング／レンタルサービス」の認知や利用状況、利用・非利用意向の理由などを調査した結果を公表。調査は、全国の13～79歳のLINEユーザー男女2万1993名を対象に、2021年6月15～18日の期間でスマートフォンWeb調査により実施しました。「買う・借りる側」として利用することをメインに、モノ、モビリティ、スキル、空間・場所の4つの分野ごと、また年代別の価値観や意識の違いなどを調査しました。
 

利用したことのある「シェアリング／レンタルサービス」ランキング！

「シェアリング／レンタルサービス」の中で【買う・借りる側】として使ったことがあるサービスは、78.1％という圧倒的な利用経験率で「モノ」関連のサービス、「メルカリ」が1位でした。「メルカリ」の利用者は、年代別でみると10～30代で8割を超えています。

2位は「ラクマ」。「ラクマ」の利用者は、30代の利用経験率が他の年代に比べて高く、約3割でした。TOP2のサービスはフリマサービスが占めました。3位は「モビリティ」関連のサービスとして、カーシェアリングサービスの「タイムズカー」。年代別利用経験率で最も高かったのは、1割超えで20代でした。TOP2のフリマサービスと比べると、利用している人は少なく1割以下という結果になりました。
 

「シェアリング／レンタルサービス」を今後利用したい理由は？

「シェアリング／レンタルサービス」を【買う・借りる側】として、モノ、モビリティ、スキル、空間・場所のすべての分野において、今後「利用意向あり」と回答した人が多い中、利用したい理由については「価格の安さ」や「利便性」がいずれのサービスでも上位に挙げられました。

一方、今後「利用意向なし」と回答した人が利用したくない理由は、「提供者がどのような人かわからない」「事故やトラブルが起きたときの責任所在が不明」などの項目が上位を占めました。
 

「シェアリング／レンタルサービス」、今後はどんな層に広がっていく？

「モノ」関連のサービスでは「利用したことがあって、今後も利用してみたい人」は、特に20～40代女性の割合が高く、「メルカリ」は約9割の人が利用しています。今後も利用したい理由は、「実際のお店やネットショッピングよりも安価」が1位。次いで「今は手に入らない／入りにくいものが見つかる」でした。

「利用したことはないが、今後は利用してみたい人」は、60代以上の女性の割合がやや高く、今後利用したい理由では「必要な時だけ利用できるので、余計なモノを持たなくてよい」が2位に挙げられました。 語学や写真撮影、家事、買い物代行などのスキルや労力の提供を指す「スキル」関連のサービスでは、「利用したことがあって、今後も利用してみたい人」は全体で女性の割合が高い傾向でした。男女年代別では30代男女の割合が高く、乳幼児・未就学児の子どもを持つ人も他の分野に比べて高くなっています。利用したい理由は「能力の高い人のスキルを提供してもらえる」「業者に依頼するよりも安価」が挙げられました。

「利用したことはないが、今後は利用してみたい人」でも全体で女性の割合が高く、特に20～40代女性でやや高い傾向。今後利用したい理由の2位は「利用することで自分の時間が作れる」。乳幼児・未就学児のこどもを持つ層の割合が高めなこともあり、なかなか自分の時間をつくるのが難しいライフスタイルの人にとって、魅力を感じるサービスなのかもしれません。

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