そごう横浜店に牛鍋の荒井屋出店!「牛ひつまぶし膳」はここだけの絶品メニュー

そごう横浜店に牛鍋で有名な「荒井屋」が出店。一人用のコース「濱陽(はまひかり)」や限定メニュー「牛ひつまぶし膳」など、百貨店ならではのメニューを取り揃えています。横浜駅近のロケーションで、明治創業の老舗の味を気軽に味わえるようになりました。

そごう横浜店に、明治28年創業の牛鍋処「荒井屋」が2021年6月25日にオープン。横浜発祥の食文化「牛鍋(ぎゅうなべ)」を今に繋ぐ横浜の銘店の味が、百貨店のレストランで味わえるようになりました。(提供画像以外はすべて筆者撮影)

 

明治28年創業!牛鍋処「荒井屋」とは

荒井屋本店 外観
伊勢佐木町4丁目仲通りにある荒井屋本店 外観。2017年3月に建て替えリニューアル

荒井屋が庶民の歓楽街・伊勢佐木町に開業したのは、文明開化が進んだころの明治28年。以来120年余に渡り、横浜の食文化を象徴する「牛鍋」の味を受け継いでいます。
 

和風牛肉料理の専門店として、牛めし、丼などの気軽なメニューから、牛鍋、すきやき、しゃぶしゃぶを楽しめるコース料理まで提供しています。
 

荒井屋 万國橋店、鉄板ダイニング「ARAIYA NEST」に次ぐ出店となります。はじめはコロナ禍での出店依頼ということもあり、辞退しようと総支配人の荒井亮一さんは考えていたそう。しかし、地元の店が百貨店へ出店するのを待望する声を受け、より多くのお客さまに名物「牛鍋」を味わっていただけるのではと考え直し、出店を決断されました。
 

名代「牛鍋(竹)」(1人前、3,850円)(画像提供:荒井屋)
名代「牛鍋(竹)」(1人前、3850円)(画像提供:荒井屋)

荒井屋の牛鍋は、秘伝の割下で煮るスタイル。4代目女将・荒井順子さんが、牛鍋とすき焼きとの違いについて「お店ごとに定義は異なりますが、牛鍋は『グツグツ』煮るもの、すき焼きは『ジュージュー』焼くものです」と、メディア等で言われています。牛鍋では、牛肉のふんわりとしたやわらかさを堪能できます。

 

お一人さまも気軽に利用できる「コース」を新設

荒井屋 そごう横浜店 看板


今回出店する場所は、そごう横浜店10階レストラン「ダイニングパーク横浜」名店・老舗ゾーン。シックで落ち着きのある空間で、「東京美々卯」のあったところです。
 

荒井屋 そごう横浜店 内観
席数は78席。テーブル席のほか個室もあります

これまで本店と万國橋店では、一人用の牛鍋「セット」の用意はあったものの、牛鍋を含む「コース」は2名以上での受付となっていました。が、今回初めて、1名でオーダー可能なコース「濱陽(はまひかり)」をメニューに加え、1人で訪れてもコース料理をゆっくりと堪能できるようになりました。
 

濱陽(1名~)……一人用の小鍋で気軽に名代「牛鍋」を楽しむことができるコース。名代「牛鍋」<100g>・前菜・刺身・食事・デザート(松 7150円/竹 5500円)※サ料別
 

お一人さま用のコースメニューを提供することにしたのは、1名での来店が見込まれることに加えて、個別盛りに対応するため、本店でも一人用の小鍋で提供する機会が増えたことも大きな理由となっています。

 

そごう横浜店限定メニュー「牛ひつまぶし膳」が絶品

牛ひつまぶし膳(3,960円)※そごう横浜店限定
牛ひつまぶし膳(3960円)※そごう横浜店限定


そごう横浜店限定として「牛ひつまぶし膳」も新たに考案したメニュー。名古屋名物のひつまぶしを牛肉料理でアレンジしたものです。どのような味なのか、試食させていただきました。
 

牛モモ肉のたたきの下には牛ひき肉のそぼろが隠れています

ごはんの上には、低温調理した牛モモ肉、その下にはそぼろが隠れています。まずはそのままでいただきます。
 

牛肉は薄味で仕立ててあり、やわらかく、牛肉の臭みはなく、素材の良さが感じられます。同店で使用しているのは、厳選された仙台黒毛和牛とのことです。
 

続いて、薬味をのせていただきます。薬味は、わさび、あられ、きざみ海苔。わさびはやわらかな刺激が心地よく、サクサクあられときざみ海苔はよいアクセントに。
 

お茶漬けスタイルで楽しむ牛ひつまぶし膳

〆は、お茶漬けで。土瓶には牛スジでとった出汁が入っています。固形燃料で温めるスタイルなので、最後までアツアツ。ころ合いをみて、仲居さんが火を消してくれますので煮詰まる心配もなさそうです。
 

熱い出汁をかけると、みるみると牛肉の色が変わります。そぼろと一緒に、さらさらと。
 

「牛ひつまぶし膳」は、刺身、茶碗蒸し、デザート付きで3960円。平日は15:00まで、土・日・祝は16:00までの提供となります。
 

横浜発祥の食文化を受け継ぐ、荒井屋の味を百貨店のレストランで気軽に楽しんでください。

 

牛鍋処「荒井屋」そごう横浜店 概要

オープン日:2021年6月25日(金)

場所:そごう横浜店10階「ダイニングパーク横浜」名店・老舗ゾーン

TEL:045-548-9001(直通)

営業時間:平日 11:00~15:30(L.O.15:00)、17:00~23:00(L.O.21:30) 土日祝 11:00~23:00(L.O.21:30)

※時短休業要請下においては、そごう横浜店に準ずる。最新情報はそごう横浜店のサイトで確認を

定休日:そごう横浜店に準ずる

アクセス:横浜駅各線から徒歩約3分
 
・荒井屋 http://www.araiya.co.jp/
・そごう横浜店 https://www.sogo-seibu.jp/yokohama/


【おすすめ記事】
JR横浜駅内「ディック・ブルーナ テーブル 横浜」ワインもスイーツも楽しめる大人のための空間が魅力

横浜の昭和レトロな喫茶店7選! 横浜観光地の散策途中に立ち寄りたい、昔ながらのおすすめ店

横浜・みなとみらいに開業したロープウェイ「ヨコハマ・エア・キャビン」、片道1000円は高い? 妥当?
グルテンフリーの「台湾カステラ」を食べてみた! 崎陽軒が手掛けるスイーツ専門店「HB Style KIYOKEN」で発売
 

Lineで送る Facebookでシェア
はてなブックマークに追加

注目の連載

  • 「婚活」の落とし穴

    「男らしさ」がしんどい若者たち。「女性より稼いで当然」「デートもリードすべき」と言われても

  • ここがヘンだよ、ニッポン企業

    危機管理のプロが警告! 中学受験で“御三家”を目指す親子が知っておくべき「学歴エリートの落とし穴」

  • 世界を知れば日本が見える

    深刻な少子化に苦しむ「中国」と対照的に、今こそ「一人っ子政策を導入すべき」といわれる2つの国とは

  • ヒナタカの雑食系映画論

    ツッコミどころ満載で愛される『名探偵コナン 紺青の拳』、気になる5つのシーンを全力でツッコんでみた