小田急線の東北沢駅~世田谷代田駅が地下化したことで現れた、下北沢地区の線路跡地。その1.7kmのスペース・下北線路街の再開発が着々と進行し、これまでグルメスポットやショップ、温泉旅館、大学のキャンパス、テラスハウスなど様々な施設がオープンしてきました。そして2021年6月16日(水)、他のスポットは一味違う商業施設「reload(リロード)」が開業します。
スタイリッシュな低層建築に唯一無二の個性店が集う!
下北沢の駅から徒歩4分。遊歩道沿い、真っ白でスタイリッシュな低層の建物は一見するとおしゃれなテラスハウスかオフィスの集合体のような雰囲気ですが、一歩足を踏み入れるとあちこちに配された階段などちょっと迷路のような空間……。これは下北沢の「入り組んだ路地の向こうに楽しさがある」イメージを含ませたかったからだそう。
6月16日には施設内の24スペース中、11の店舗がオープンしますが、眼鏡店、理髪店、ブックストア、ボディメンテナンススタジオ、古着屋など、とにかくそれぞれのショップが強烈な個性を持ち、一言ではまとめきれない商業施設となっています。
小田急電鉄という大企業が手掛ける商業施設とあって、最初は「我々が良いものを作ります!」と意気込んでいたそうですが、地元から「自分たちでやりたいことが沢山ある」という声があがり、それではと小田急電鉄はその動きを支える立場に切り替えたのだとか。こうして沢山の“下北沢でやりたいこと”を持った店主・個店が集まり、他のどこにもないスポット・reloadが誕生しました。
ここにしかない! 筆者のオススメ店5選
では具体的にどんな個性店が登場したのか。筆者の独断と偏見でオススメを5つご紹介します。■1. 立てば天国 (立ち呑み居酒屋)
下北沢の人気飲食店が5店舗目としてオープンする「呑んべえの気持ちが分かる店」。大衆酒場の代表・ホッピーを中心としたお酒×一皿300円~という値段も見た目もかわいい小皿料理を立ち呑みスタイルで楽しめます。定番のメニューであっても、材料、あるいは作り方を大胆にアレンジし、アジア各国の調味料を駆使して他では味わえない逸品に。とにかく料理が絶品!
■2. DESK LABO (文房具・雑貨)
国内外の文房具を約300アイテム揃えるセレクトショップ。リモートワークが増える中、自宅の机周りをここの文房具で揃えたくなるような、魅力的な商品で埋め尽くされています。見た目の美しさやユーモラスさはもちろん、やはり文房具=道具なので、使い勝手の良さを大切に商品をセレクトしているそうです。
■3. FLUX CAFE (ウェルネスカフェ)
筋肉作りにはもちろん、最近では髪の毛や爪など美容の面からも注目されているプロテイン。このカフェでは人工甘味料、着色料、保存料、香料が含まれないプロテインを使用した10種類以上のオリジナルドリンクやフードを楽しめます。初心者でも飲みやすいと評判の「甘酒ピニャコラーダ(850円/税込)」は馴染みやすい美味しさ、しかし腹持ちが抜群でダイエットにも活躍してくれそう。店内にはフィットネスバイクやバランスボールなどがさり気なく置かれ、気軽に運動できる空間でもあります。
■4. chotto (シーシャ)
シーシャ=水タバコを健康的に楽しめるカフェ。どうしても怪しいイメージのあるシーシャですが、今回商業施設に入店するにあたって全ての法律をきっちりクリア。ノンニコチンのフレーバーも多数取り揃え、オリジナルのノンアルコールドリンクとのペアリングも提案しています。呼吸を意識したリラックスの時間が過ごせるというカフェ。大体3000~4000円で2~3時間楽しめるそう。
■5. SANZOU TOKYO (カレー・ギャラリー)
柏や恵比寿で熱狂的な人気を誇ってきたカレー店・ボンベイのカリスマシェフが作る、スペシャルカレーが味わえるショップ。看板メニュー・カシミールカレーは口が燃え、全身から汗が吹き出すような辛さ!とてつもない刺激なのに美味しいのはわかる不思議さで、この辛さを求めてリピーターが後をたたないというのは納得。
この他、行列ができるかき氷でも有名な日本茶専門店「しもきた茶苑大山」や、京都のコーヒーロースター・小川珈琲の体験型コーヒービーンズストアなどが順次オープン予定。これまでの下北沢よりややオトナ向けの施設になっているので、通りがかりにふらりとというより、目的地としてしっかり訪れたいスポットになるのではないでしょうか。
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