第16話 「自分ではない誰かを前へ」……「伊之助、一緒に闘おう。一緒に考えよう」
「なんだこれ、腹が立つぜ。こいつは、自分が前に出ることではなく、戦いの全体の流れを見ているんだ」そう感じた伊之助は、炭治郎と協力し合い、袈裟斬りで首無し鬼、続いて母蜘蛛の鬼を倒します。2人のテンポ良い連携プレーや、伊之助の心が炭治郎の言葉で「ホワホワする」ところなど、不気味でハラハラする闘いの中で「これならいけるかも!」と希望が持てる回。
第17話 「ひとつのことを極め抜け」……「俺は、俺が一番自分のこと好きじゃない」
親がなく、自分が何かを成し遂げることなど期待してくれる人は誰もいませんでした。惚れた女が他の男と駆け落ちするためとは知らず、お金を貢ぎ、借金まみれだった善逸を救ってくれた育手のじいちゃん。修行に励んでも一行に成果が出ず、泣きわめいたり逃げ出したり、挙句、逃げ出した木の上で落雷によって黒髪は今の金髪に……。
善逸は6つある型のうち、「雷の呼吸 壱の型 霹靂一閃」の1つの型しかできません。師範であるじいちゃんは、「ひとつのことしかできないなら、極限まで極めろ。泣いていい、逃げてもいい、ただ、諦めるな。ひとつのことを極めろ」毒に侵されながらも善逸は覚醒。六連撃の「雷の呼吸 壱の型 霹靂一閃 六連」で人面蜘蛛の鬼を斬ります。善逸の過去、善逸の想い、最後に恐ろしく強い善逸の技……善逸のすべてが見られる回です。
第18話 「偽物の絆」……冨岡義勇の「水の呼吸 肆の型 打ち潮」
18話の見どころは、なんといっても柱の圧倒的な強さ。驚異的な強さの父蜘蛛の鬼に頭をつかまれ、握りつぶされそうになっていた伊之助の前に水柱・冨岡義勇が登場。「水の呼吸 肆の型 打ち潮」で、あっという間に父蜘蛛の鬼の首を斬り落とします。
第19話 「ヒノカミ」……「俺と禰豆子の絆は誰にも引き裂けない」
炭治郎の日輪刀は炎をまとい、累に迫ります。気絶していた禰豆子は、意識の中で亡くなった母から「お兄ちゃんを助けて」と言われ、目覚めます。禰豆子は血鬼術「爆血」を放って累の糸を焼き尽くし、炭治郎は燃える日輪刀で累の首を斬り落とします。この時流れる「炭治郎のうた」、禰豆子の「爆血」、それに炭治郎の有名すぎるセリフ、「俺と禰豆子の絆は誰にも引き裂けない」……何度見ても泣けるシーンです。
第20話 「寄せ集めの家族」……「水の呼吸 拾壱ノ型 凪」「蟲の呼吸 蝶ノ舞 戯れ」
累の頸を斬ったはず……なのに、炭治郎の背後には累が立っています。炭治郎に斬られる直前に累は自分で頸を斬り、糸でつないでおいたのでした。累が怒り、炭治郎を切り刻もうとした瞬間、水柱・冨岡義勇が登場。冨岡は独自の型「水の呼吸 拾壱ノ型 凪」で、累の首を斬り落とします。一瞬の静けさに包まれ、圧倒的な威力を見せる冨岡独自の技の印象はとても大きく、この頃生まれた赤ちゃんの名前で「凪」は男女ともに人気だったそうです。
一方、残りの鬼殺隊員を襲いに向かっている累の姉の鬼の背後には、蟲柱・胡蝶しのぶが現れます。神速の「蟲の呼吸 蝶ノ舞 戯れ」で、藤の花で作った毒を注入。蝶が舞う美しい光景が一転、すぐに毒は回り、姉の鬼は苦しみながら絶命します。
>第21話 累が思い出す家族の回想。炭治郎と禰豆子はどうなる……?