第21話 「隊律違反」……鬼はむなしい生き物だ、悲しい生き物だ

鬼になってからも求め続けていた「本当の絆」(アニプレックス 公式YouTubeチャンネルより)
累は過去を思い出します。この回のBGM「下弦の伍・累」のテーマが、とても切なく綺麗なメロディーで、累のエピソードとともに心に残ります。

累は生まれつき、外に出て遊ぶことができないほど体が弱く、むなしい日々を送っていました。鬼舞辻無惨に血を分け与えられて丈夫な体を手に入れたものの、人を喰らう鬼となった我が子を両親は殺そうとします。累は「俺たち家族の絆は本物じゃなかったのだ」と家族を皆殺しに。母が死に際に言った「丈夫な子に産んであげられなくてごめんね」という言葉。父は累が人の命を奪った罪を背負って一緒に死のうとしていた……。全てを失ってから、自分の手で本当の絆を断ってしまったことを累は唐突に理解したのでした。鬼になってからも求め続けていた、けれど、手に入らなかった本当の絆。累は両親に謝罪しながら消滅していきます。

鬼である禰豆子に襲い掛かる胡蝶しのぶの攻撃を防いで、冨岡義勇は炭治郎と禰豆子を逃がします。冨岡が行った鬼殺の妨害は、「隊律違反」。柱同士が対立し、炭治郎たちは追われる中、「炭治郎と禰豆子を本部に連れ帰れ」との伝令が出されます。
 

第22話 「お館様」…… 9人の柱が全員集合するリピート必至の回!

鬼殺隊の本部(アニプレックス 公式YouTubeチャンネルより)
那田蜘蛛山で隊員に追われるうち気絶した炭治郎が目を覚ますと、そこは鬼殺隊の本部。9名の柱が集結し、これから炭治郎は裁判にかけられるとのこと。炎柱・煉獄杏寿郎(れんごくきょうじゅろう)は「裁判の必要などないだろう! 鬼を庇うなど明らかに隊律違反!」、音柱・宇髄天元(うずいてんげん)は「ならば、俺がワイルドに首を斬ってやろう」など、炭治郎を庇ってくれる人など、誰もいない様子……。冨岡義勇も隊律違反を犯したとして責められます。

そこへ、風柱・不死川実弥(しなずがわさねみ)が禰豆子の入った木箱を持って登場。「鬼が人を守るため戦うなど、ありえない」と、木箱に日輪刀を突き刺し、禰豆子を傷つけます。

既に炭治郎と禰豆子の存在は知っていて柱たちに2人のことを認めてほしいと伝える、鬼殺隊当主の産屋敷輝哉(うぶやしきかがや)、通称「お館様」。5名の柱が反対する中、産屋敷は「もし禰豆子が人を喰ったら、鱗滝、冨岡、炭治郎が腹を切ってお詫びする。禰豆子を認めてほしい」という内容が記された炭治郎の育手・鱗滝左近次の手紙を読み聞かせます。

柱たちがそれぞれの意見を言い合う中、不死川は薄暗い屋敷内に移動し、自分の腕を斬りつけて流した血を禰豆子が入った木箱に垂らし、「禰豆子が人を喰らう普通の鬼であることを証明する」と言い放ちます。
 

第23話 「柱合会議」……漫画にはない「柱合会議」はアニメだけの必見シーン!

漫画にはない「柱合会議」(アニプレックス 公式YouTubeチャンネルより)
血の匂いに涎を垂らして禰豆子が木箱から出てきます。不死川の血の誘惑に必死に耐える禰豆子は、「人は守り、助けるもの。傷つけない、絶対に傷つけない」という鱗滝の暗示や家族のことを思い出して不死川の血の誘惑に打ち勝ち、炭治郎と禰豆子は鬼殺隊として認められます。

胡蝶しのぶの申し出により、炭治郎と禰豆子は、胡蝶しのぶが運営する蝶屋敷へ。そこで静養している善逸、伊之助と再会します。ここからの、蝶屋敷で炭治郎が禰豆子に話しかける場面と鬼殺隊本部での柱合会議は、漫画にはないアニメだけの必見シーン! 柱合会議では、鬼による被害が増えていることや最近の鬼殺隊士の質が落ちたことなどが話し合われ、お館様は現在の9人の柱たちを「始まりの呼吸の剣士以来の精鋭」と褒め称え、一人一人の名前を呼びます。やっぱり柱は格が違う! と感じる、かっこよすぎる場面です。
 

第24話 「機能回復訓練」……「君には私の夢を託そうと思って。鬼と仲良くする夢です」

「きっと君ならできますから」(アニプレックス 公式YouTubeチャンネルより)
胡蝶しのぶの蝶屋敷で傷を癒し、身体の状態が良くなってきた炭治郎と伊之助は、蝶屋敷で行われている「機能回復訓練」へ参加。3人とも、しのぶの継子・栗花落(つゆり)カナヲにはどうしても敵わず負け続け、すっかりやる気を失ってしまうことに……。諦めきれない炭治郎に屋敷の女の子たちがくれたアドバイスは、全集中の呼吸を四六時中行うこと、「全集中・常中」でした。

熱心に訓練する炭治郎に、胡蝶しのぶは声をかけますが、炭治郎は胡蝶しのぶの匂いから何かを感じ取ります。「怒ってますか? なんだかいつも怒っている匂いがして。ずっと笑顔だけど……」。

胡蝶しのぶは、鬼に最愛の姉を惨殺された時から、鬼に対するどうしようもない嫌悪感を抱いていました。胡蝶しのぶの姉、胡蝶カナエは優しい人で、死ぬ直前まで鬼を哀れんでいました。しのぶは、姉が好きだと言ってくれた笑顔を絶やすことなく、姉の想いを継ごうと頑張っていましたが、自分の保身のために噓ばかりつく鬼に疲れてしまったと、炭治郎に語ります。「君には私の夢を託そうと思って。鬼と仲良くする夢です。きっと君ならできますから」
 

第25話 「継子・栗花落カナヲ」……「ある日ぷつんと音がして何もつらくなくなった」

継子・栗花落カナヲ(アニプレックス 公式YouTubeチャンネルより)
炭治郎、伊之助、善逸の3人が、訓練中どうしても勝てない相手、栗花落カナヲ。最終選別の最後に登場しており、那田蜘蛛山での戦いのあとでは、対立違反を犯した炭治郎に蹴りを入れて気絶させ、禰豆子を追っていました。いつも無表情で感情がないように見えるカナヲには、壮絶な過去がありました。

とても貧しい家庭に生まれたカナヲは、食事もろくに与えられず、名前さえ付けてもらえず、親から暴力を受けていました。そんな生活を続けるうち、ある日、自分の中で何かが切れてしまった……それ以来、何が起きようと何も感じなくなってしまったのでした。

親に身売りに出された時ですら無感情だったカナヲ。縄につながれたまま無表情で買い主についていくカナヲを救ったのは、胡蝶しのぶと、しのぶの姉である胡蝶カナエでした。しのぶは、無表情で自分では何も判断できないカナヲを心配しますが、姉のカナエはポジティブで、指示されていないこと以外で判断に困ったときはコインを投げて裏表で決めるよう、カナヲにコインを持たせます。

「全集中・常中」の訓練を始めてしばらく経ったある日、炭治郎は、ついにカナヲとの勝負に勝利。無事に機能回復訓練を終了することができました。
 

第26話 「新たなる任務」……下弦の壱・魘夢、炎柱・煉獄杏寿郎、舞台は無限列車へ

ストーリーは「劇場版 鬼滅の刃 無限列車編」へと続きます(アニプレックス 公式YouTubeチャンネルより)
薄暗く、いくつもの部屋が複雑に入り組んだ不気味だけど美しい城に、琵琶の音が鳴り響きます。十二鬼月の中で下位の下弦の鬼だけが集められ、目の前に現れた一人の女性。「頭を垂れてつくばえ。平伏せよ」女性の正体は、鬼舞辻無惨でした。無惨は、下弦の伍・累が倒されたこと、上弦の鬼に比べ、度々鬼殺隊に倒されてしまう下弦の鬼に失望していることを告げます。無惨は容赦なく次々と下弦の鬼を殺害していきます。

最後に残ったのは下弦の壱・魘夢(えんむ)。「私は夢見心地でございます。あなたさま直々に手を下して頂けること。他の鬼の断末魔を聞けて楽しかった」魘夢の異様な言葉を気に入った無惨は、自分の血を分け与え、柱と炭治郎を殺すよう命じます。

炭治郎たちに「無限列車にて炎柱・煉獄杏寿郎と合流せよ」との伝令が。無限列車では40人以上の行方不明者が出る、不穏な事件が起きているとのこと……。

無限列車に乗り込んだ炭治郎、善逸、伊之助。善逸は、禰豆子を連れてきてよかったのかと炭治郎に尋ねます。「俺と禰豆子はどこへ行くときも一緒だ。もう離れたりしない」走り出した無限列車でアニメ第1期は幕を下ろします。無限列車の車窓に見える炎柱・煉獄杏寿郎。無限列車の上に立つ下弦の壱・魘夢。ストーリーは「劇場版 鬼滅の刃 無限列車編」へと続きます。

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