6月14日は「世界献血者デー」
6月14日は「世界献血者デー」。世界保健機関(WHO)によって制定された記念日で、血液という「いのちを救う贈り物」をくれる献血者に感謝を表すとともに、血液製剤を必要とする患者たちのために献血が必要不可欠であることをより多くの人に知ってもらうことを目的としています。
新型コロナウイルスの影響によって、献血不足が騒がれたことは記憶に新しいですが、現在の日本において、献血に協力的な都道府県はどこなのでしょうか。今回は、日本赤十字社「令和2年 血液事業統計資料~血液事業の現状~」より、都道府県別、献血率ランキングを紹介します。
献血率ランキング 1位は「北海道」
それでは、献血率の都道府県ランキングを発表します。
TOP5は以下の通りです。
1位:北海道 7.3%
2位:和歌山県 7.1%
3位:広島県 7.0%
4位:群馬県 6.9%
5位:栃木県 6.6%
>>あなたが住む都道府県は何位?全ランキングはこちら!
1位は、北海道で7.3%という結果になりました。全国平均が5.8%でおよそ20人に1人となっているので、1.5%ほど北海道のほうが割合が高いことがわかります。令和2年1月~令和2年12月累計で259,058人もの人々が北海道で献血を受けています。
また、2位は和歌山県(7.1%)、3位は広島県(7.0%)がランクイン。TOP3は7.0%以上の人々が献血に協力していました。
若者の献血が不足している
次に、日本全体の献血者数の推移を確認します。下に示しているのは、年代別の献血者数を平成27年~令和1年までまとめたものです。
日本全体の献血者数は、令和1年で合計500万人弱という状況になっています。40~49歳、50~69歳の献血者が増加している一方で、それ以外の年代では減少傾向にあることがわかります。
若年層の献血離れが懸念されている通り、16~19歳、20~29歳の献血者数は平成27年から横ばい、または減少しています。
献血は長期間保存ができないため、健康な人の定期的な協力が欠かせません。献血ができそうな機会があれば、ぜひ献血に協力してください。
なお、新型コロナウイルスのワクチンを接種した人は、48時間以内は献血ができないとのこと。また、ファイザー社と武田/モデルナ社のワクチン以外だと48時間経過後でも献血が不可となります。献血を受ける前には、事前に自分が受けられるかどうか調べてから、献血を行うようにしてください。