自立して生きる上で大切な「お金」の価値や考え方。子どもにどう教えていくかで頭を悩ませている方も多いのではないでしょうか。
そこで今回は、人気ドラマ『ドラゴン桜』も16年ぶりに復活するなど世間の注目を集める現役東大生および東大生OBOGに対して、アンケート調査を実施! 計51名に、お小遣いや学費の支払いなど、さまざまな「お金事情」について伺いました。
東大生は買い食いしない? 半数が中学生でもお小遣いは1000円以下
お小遣いについての質問では、中学生になっても1000円以下と答える人が半数を超える結果になりました。
1日あたり33円。東大生は買い食いしないんでしょうか? 参考書など勉強に必要なものは別で買ってもらえるのかもしれませんが、なかなか厳しいお小遣い事情の人は多いようです。
もらったお小遣いはどうしてた?
一方で、約半数の人が高校生の時点でお小遣いを使い切らず、貯蓄に回していたという実態も明らかになりました。
貯蓄額100万円以上の人も!
貯蓄額についての質問では、約25%の人が高校卒業時点で10万円以上と回答。なんと100万円以上貯めたという人も。
お小遣いをたくさん貰っている人は少なく、貰っている人も貯蓄をしている。東大生はお金に対して堅実なようです。
20%の人が奨学金を利用。自分で学費を支払っている人も
学費の支払いについての質問では、90%が「親が支払っている」と回答。また、20%の人が奨学金を利用、4%の人が自分で支払っているという結果に。複数回答可のため「多くは親だが、一部は自分も支払っている」といったケースもあるようです。
日本学生支援機構の「平成30年度 学生生活調査報告」によると、大学生(昼間部)のうち奨学金制度を利用しているのは47.5%。それに比べると今回の「20%の人が奨学金を利用」という結果は少ないほうだといえます。
返済なしの場合を除いて、無利子や低金利といえど奨学金はまぎれもない「借金」。家庭の事情は様々なので一概にはいえませんが、東大生の多くは将来に負担をかけない「賢い選択」をしている、とも取れる結果となりました。
意外な実態が明らかになった東大生の「お金事情」。子どものお小遣いや学費に悩む方々は、参考にしてみてはいかがでしょうか。
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