ゴールデンウィークを過ぎて、「憂鬱」「なんとなく体調が悪い」「やる気が出ない」……という症状が現れる「5月病」。医学的な病名ではないのですが、以前は新社会人や新入社員に多く見られるイメージだった症状は、年代に関わらず、転職や転勤など新しい環境に変わった人にも多く見られるようになっています。

キャリアデザインセンター(女の転職type)は5月10日、働く女性と「5月病」に関する調査結果を発表しました。同調査は、働く女性868名を対象に2021年4月1~14日の期間でインターネットにより実施。環境が変わったときに起きる、気分が落ち込む症状を「5月病」と定義して調査しました。
 

「5月病かも」と感じた原因、1位は「仕事内容の変化」

「5月病かも」と多少なりとも感じたことがある働く女性は半数超え

仕事をしていて「5月病かも」と「感じたことがある」働く女性は31.2%、「やや感じたことがある」人は25.1%。合わせて56.3%と、半数を超えました。

新入社員の「入社」よりも、様々な年代で起こる「仕事内容の変化」が多い

「5月病かも」と感じた原因で最も多かったのは、「仕事内容の変化」で41.9%。「今までより難しい仕事を任され、ひと段落したのがちょうど4月頃。連休もあり、そのまま無気力になってしまった」(20代/サービス・販売系/正社員/東京)、「春の異動で更に仕事量が増えると言われ、新人に仕事を急いで教えないといけなかったとき、やる気がなくなり仕事に行くのが億劫になった」(30代/事務・経理・人事系/契約社員/大阪)などの声が見られました。

次いで多かったのが「入社(新入社員)」の33.9%。「新入社員最初のゴールデンウィークが終わったあたりに、会社が残業続きで業務もミスマッチだと感じていたこともあり、会社を辞めたいと強く思った」(30代/事務・経理・人事系/契約社員/広島)、「新入社員のときに目まぐるしい4月が終わって、会社に行きたくない…と電車の中で涙が出そうになった」(20代/営業系/正社員/東京)などの実体験が寄せられました。

「子どもたちの進学や自分自身の転職など、新しいことが始まったときに仕事に行きたくないと思うことがある」(40代/事務・経理・人事系/正社員/神奈川)など、3位は「ライフステージの変化」(28.4%)。4位以降は「転職」や「異動」、「上司・同僚の異動・退職」などの自分自身の環境の変化だけでなく、周囲の変化も「5月病」を引き起こす原因となっているようです。

その他の中には、「4月に定期昇給があるが、思うように給与額が上がらず、評価されない事にモチベーションが下がりなかなか立ち直れない」(50代/事務・経理・人事系/正社員/神奈川)という声も見られました。
 

どんな症状を「5月病」と感じる……? 同率1位は「疲れやすい」「気分が落ち込む」

1~3位の症状を感じる人の割合は僅差

「5月病かも」と感じたときの症状として最も多かったのは、「疲れやすい」「気分が落ち込む」が同率で72.2%。3位は1位と僅差で「やる気がおきない」(71.8%)でした。