5月の第2日曜日は「母の日」です。2021年は、5月9日ですね。筆者にも子どもが2人いるので「母」という立場になるのですが、ここ数年「母の日」に対する自分や子どもたちの考えが変わってきていることに改めて気づきました。
母の日のプレゼントは一般化されている
CCCマーケティングが、20~69歳の子どもを持つ女性1004名を対象に「母の日に関するアンケート調査」を行いました。その結果、母の日に対して「とても意識している」「まあまあ意識している」の合計は56.1%となり、半数以上が母の日を意識していることがわかりました。
また、自分が母の日のプレゼントを贈ったことがあるかとの質問に対しては、「ある」と回答をした人が93.6%に上ります。母の日が、社会的にも一般化されていることが見て取れます。
母の日に欲しいものは?
「母の日」に子どもからの贈り物が「欲しい」もしくは「どちらでも良い」と回答をした人に、子どもから欲しいものを聞いたところ、以下のような結果になりました。(複数選択)
1位:「感謝やねぎらい、大好き、などの言葉」(42.0%)
2位:「手紙・メッセージ」(35.7%)
3位:「スイーツ」(28.6%)
4位:「子どもの笑顔」(27.2%)
5位:「フラワーギフト」(24.1%)
子どもから本当にもらいたいのは、実は「物」ではないことがわかります。この考えは筆者も同じで、やはり「気持ち」をもらった方が嬉しいなと感じてしまうのは事実。ただこれは、子どもが高校生と大学生ということも関係しているのではないかと考えています。
子どもの年齢で変わる「母の日」のイベント
子どもが幼稚園や小学校の頃は、「母の日」が大きなイベントでした。例えば幼稚園では「お母さんの似顔絵」を描いたりし、折り紙のペンダントなどプレゼントを作ることも多かったのです。そしてそれをお母さんに贈ることで、子ども自身も達成感があり嬉しい気持ちになっていたのだと思います。
でも年齢が上がり、中学生や高校生になるとそのようなイベントがなくなります。そのため「母の日」を知るのはお店のポスターやネットの記事などになってきて、ある意味「スルー」することもできてしまうのです。
「お母さんは何が欲しいのだろう」と考えられるようになる
一方で年齢が高くなると、母親は何が欲しいのか? という視点で考えるようになります。これは母の日だけではなく誕生日も同じですが、「何が欲しいの?」と聞かれます。この質問の裏には、相手の欲しい物を贈ろうという考え、そして何を贈ったらいいのかわからないという困惑の気持ちが混在しているのでしょうけれど、少なくとも相手のことを考えた質問だと筆者は思っています。
もちろん、ズバリ聞ける間柄ということもあるので、全ての人に対してできる質問ではないのでしょう。
母親にとっての「母の日」は、自己採点をする日かもしれない
母親として「母の日」を考えてみると、1年を振り返る1つのタイミングなのだと思います。アンケート調査で「母親として何に悩んでいるのか?」との質問に対しては、子どもの将来、子どもの教育・しつけなどが挙がっていますから、子どもに関することは常に気になっている状態ですから、振り返るとしたら子どもが軸になってくるのでしょう。
これは、子どもの年齢には関係ありませんよね。母の日を迎えるにあたって、筆者も母親としてこの1年を振り返ることになるのですが、果たして自己採点はどのくらいになるのか……。課題はたくさん残りそうです……。
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