「INUNAVI(いぬなび)」を運営するPLAN-Bは3月31日、全国の⽝の飼い主を対象に行った「愛犬の表情や態度」に関するアンケートの調査結果を発表しました。同調査は、2021年3月18日・22~23日の期間に10~60代の元・現飼い主さん672名を対象としてインターネットで実施したものです。
飼っている犬が人間のような行動をしているエピソードや、人間の言葉の中で嫌う言葉など、愛犬の行動や態度について徹底調査しました。
愛犬と「似ている」ところ……寝相やくしゃみ、せっかちも?
自分と愛犬の行動を「似ていると思う」飼い主さんは32.1%。「ほかの人から似ていると言われたことがある」という人も、ほぼ同じで32.4%でした。
自分と愛犬の行動が「似ている」と思ったところは、「ゴロゴロするのが好きなところ!こたつに入るのが大好きで、よく頭だけ外に出してこたつに入っている姿」(20代女性/ヨーキー飼い主/一緒に生活している期間:13年)、「お腹の空いているときの、じたばたした行動」(40代男性/チワワ飼い主/一緒に生活している期間:2年)、「呼んでもめんどくさそうに顔をむけるだけで、なかなか行動しない」(60代男性/フレブル飼い主/一緒に生活している期間:11年)などが挙げられました。
他にも、「寝相」「くしゃみの仕方」「インドア」「うじうじしている」「グーたらなところ」「せっかちなところ」という回答や、中には「日常行動のすべて」「自分に利益がある人にしか近づかない」「興味がないことには寝たふりをする」など、想像すると可愛らしく笑ってしまうようなものも。
愛犬と自分の行動が「似ている」のは、一緒に生活している期間と関係があるのでしょうか。愛犬と自分の行動が「似ていると言われたことがある」と回答した人が、愛犬と暮らしている期間で最も多かったのは、「19年以上」の41.7%、次いで「13~15年」(36.5%)でした。1年未満の飼い主さんの17.6%と比べてみると、「犬と飼い主は似る」というのは、一緒に生活している期間も関係があるのかもしれません。
犬が嫌う言葉ランキング! 1位は「お風呂」
犬は人間の言葉を理解することができるという研究結果もあり、ある程度の言葉・単語はちゃんと分かっているといわれています。
愛犬に苦手な言葉や単語が「ある」と答えた人は49.1%と、ほぼ半数。回答人数407人のうち「ある」と答えた200人が選んだ「犬が嫌いな言葉ランキング」は、1位が「お風呂」(34票)、2位「病院・先生・お医者さん」(25票)、3位「お散歩」(9票)、「ハウス・ケージ」(9票)、5位「シャンプー」(8票)でした。
10位以内には、「お留守番」「注射」「雷」「行ってくるね」「帰るよ」などがありました。自分がこれから何をされるかわかっていて、その言葉を聞くと嫌がる姿が想像できますね。同じ言葉に共感する飼い主さんも多いのではないでしょうか。
ランキング外では「太ってる」「ダイエット」「臭い」など、自分の容姿などについての言葉や「お姉さん(トリマーさん)」や「領域展開」なんて言葉もありました。
愛犬のご機嫌アピール・不機嫌アピールは?
愛犬はご機嫌なとき「表情や態度にでる」と答えた人は85.2%で、ほとんどの人が、愛犬のご機嫌アピールを感じ取っているようです。
愛犬のご機嫌な態度・表情には「車で一緒にお出かけするとき、当然でしょ!とすまし顔になる(ツンデレお嬢様気質なので)」(30代女性/柴犬飼い主)、「トイレが上手にできたらご機嫌でドヤ顔しながら報告しに来る」(30代女性/アメリカンコッカー飼い主)、「ニコニコしたり、鼻歌を歌ったり、人間におやつを見せびらかしたり」「高齢犬のため普段はゆっくりしか歩かないが食べ物が貰えそうな時は足取りが軽やかになる」「あからさまにしっぽの速度が違う」などのエピソードがありました。
逆に不機嫌なときも「表情・態度にでる」と回答した人は64.6%と半数以上。「無理矢理起こすと目つきが豹変する」(30代女性/シーズー飼い主)、「しつこく写真を撮ろうとするとあからさまに顔をしかめる」(30代女性/トイプードル飼い主)、「不機嫌な時はわざわざ壁の方を向いておすわりをする」「病院からの帰り道は非難のまなざしで私を見てくる」など、不機嫌なときも表情豊かなアピールを感じる人が多いようです。
愛犬は、自分がおならをしたとき……どう振る舞う?
愛犬が自分でおならをしたとき……そのあとの態度で最も多かったのは「何事もなかったかのように振る舞う」(240人)でした。犬のおならは「すかしっ屁」であることも多く、気付かない飼い主さんも多いので、おならをした当の本人が「何事もなかったかのように振る舞う」「無反応」という態度になるのかもしれません。
「自分でしたのにびっくりする」や「飼い主を疑った目で見る」など、思わず笑ってしまうお茶目な行動もありました。
「愛犬がする人間みたいな行動」で最も多かったのは、「いやなことがあるとわかると隠れる」で278票でした。「ここを撫でてと飼い主の手を誘導する」(246票)、「人間同士の会話を聞いている」(235票)が続きます。
中には、「布団をかぶって寝る」(190票)、「話しかけてこようとする」(128票)、「寝ぼける」(160票)、「仮病をつかう」(33票)という回答も! 「自分のことを人間だと思ってるんじゃないか?」と飼い主さんが思ってしまうのもうなずけますね。
「大好きなワンちゃんのぬいぐるみが3つあるのですが、好きな順番に並べて置く。自分が毛布をかぶしてもらっている様に大好きなぬいぐるみにハンカチを掛けてあげる」(40代男性/ミニシュナ飼い主)、「家族が写真を撮るときにポーズをとるのを見てまねるようになった。お気に入りのポーズは前足を一段高いところに置きながらの見返り美人ポーズで、カメラを向けるとかなの確率でこのポーズをしてくれる。」(30代女性/柴犬飼い主)など、愛犬の「人間みたい」なおもしろエピソードは、まだまだたくさんありそうです。
人間の行動や言葉を見て聞いて覚える、高い人間とのコミュニケーション能力が、愛犬に人間みたいな行動をさせているのかもしれません。自分に似ているところがあるなんて、ますます愛らしさが増しますね。
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