家事&育児のパパママ実比率は「9:1」が1位、現役子育てペアの理想と現実が明らかに

C Channelは3月23日、同居するパートナーがいる男女を対象に「家事シェア・育児シェア事情」についてのアンケート調査結果を発表しました。子育て真っ最中の家庭の家事・育児シェアの実態と理想、シェアが進まない理由などが見えてきました。

C Channelは3月23日、同居するパートナーがいる男女を対象に「家事シェア・育児シェア事情」についてのアンケート調査結果を発表しました。

同調査は2020年12月21日~2021年1月5日の期間、ママ向け動画メディア「mamatas(ママタス)」のInstagramフォロワーを対象にインターネットで実施。有効回答者数502人のうち96.6%が女性であったため、今回のアンケート結果は、ほぼママ(女性)側の総意として捉えています。

子育てに奮闘中家庭の家事・育児シェアの実態とは?

アンケート結果により、子育てに目下奮闘中のママパパの家事と育児のシェア実態と理想が見えてきました。
 

育児に1日「7時間以上」費やしている人は約4人に1人

「必要な家事をすべてこなすために、毎日およそどのくらいの時間を家事に費やしているか」

「必要な家事をすべてこなすために、毎日およそどのくらいの時間を家事に費やしているか」という質問に対して、家庭内で家事にかけている時間の総計で1番多かったのは「2時間~3時間未満」(32.1%)。「3時間~4時間未満」(28.7%)と合わせて全体の60.8%を占めました。

「必要な育児をすべてこなすために、毎日およそどのくらいの時間を育児に費やしているか」

家庭内で育児にかけている時間の総計で1番多かったのは「3~4時間未満」(21.7%)。毎日7時間以上を育児に費やしている人は約4人に1人、10時間以上かけている人も15.7%いました。

家事と育児では別々に拘束時間がかかるものであり、家事と育児の両方を一人でこなすとなると、いかに多くの時間を費やす必要があるのかがわかります。

「現在の家事シェアの状況」を数字の比率で表すと?(自分:パートナー)

「自分とパートナーとの『現在の家事シェアの状況』を数字の比率で表すとしたら?」という質問に対して、家事シェアの実情比率は「9:1(自分:パートナー)」(30.9%)が多く、次いで「8:2」(21.9%)、「7:3」(18.9%)が続きました。

育児シェアの実情比率も家事シェアと同様に「9:1 (自分:パートナー) 」が最も多く、30.8%とほぼ同じ割合でした。

「理想の育児シェアの状況」を数字の比率で表すと?(自分:パートナー)

一方、家事シェアの理想の比率は「6:4」が37.1%で最も多く、育児シェアの理想比は「5:5」が最も多く40%。家事シェアよりも育児シェアに期待する人が多いようです。
 

家事シェアが進まない理由1位は「結局自分がやってしまう」

パートナーが実際に担当している家事が、「自分の理想より少ない」と感じている人に、自分の家事の負担が大きくなっている理由を聞いたところ、「自分の方がパートナーより手際がいいので、結局自分がやってしまう」が最も多く54.2%。次いで、「パートナーに時間がない」(49.9%)、「パートナーの家事が下手(雑)」「やり方を教えるのが面倒」が続きました。

育児の負担が大きい理由1位は「パートナーに時間がない」

育児に関しては、1位は「パートナーに時間がない(在宅時間が短い)」が6割以上。次に「自分の方が手際がいいから」「パートナーが育児下手(雑)」「やり方を教えるのが面倒」と、同じ理由が続きました。

家事に関しては、自分のやり方へのこだわりや効率をパートナーに対して追求しすぎると、せっかくの家事シェアの機会を失うことにつながりかねないという懸念も。育児シェアが進まない理由は、育児には家事よりもたくさんの時間が必要とされるのに対し、パートナー側の時間がないことが最大の問題のようです。
 

97%の人が家事・育児をシェアすることに賛成!

パートナー間で家事や育児をシェア(分担)することについて、どう思いますか?

パートナー間で家事や育児をシェア(分担)することについては、「シェアするべき」「できればシェアしたほうがいい」という回答を合わせると97.2%。ほとんどの人が肯定的です。

その反面、「専業主婦(主夫)ならほとんどの家事や育児を担当するのが当然」という考えに対しては、「思う」「まあまあ思う」という回答を合わせて55.4%でした。

家事や育児シェアの概念にはほとんどの人が肯定的でも、立場や条件が変われば、一方に負荷が偏るのは仕方がないと考える人も多いということがうかがえます。


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