無観客試合で際立った、ムードメーカーの存在

突き抜けた明るさ、笑いを運ぶサービス精神あふれる杉谷拳士

7月に入って以降、ようやく球場での観戦が解禁された今季のプロ野球。わずか5000人しか入場できないため、今までのように選手を応援する歓声などは聞こえてきませんが、テレビ中継を見ていると、試合中に選手たちが思いのほか声を出していることに驚いたという方も少なくないでしょう。

歓声に紛れてしまうとなかなか聞けない選手たちの声。ですが、試合中に選手たちは自分を鼓舞するために、グラウンドにいる味方選手に指示を出すために結構声を出してプレーしています。特に試合前に円陣を組んでチーム一丸となって集中するシーンはプロ野球観戦の新たな醍醐味とも言えるかもしれません。

そんな現在のプロ野球で注目されるのがムードメーカーともなりうる明るい選手。最近は選手個人でSNSアカウントを開設して普段見られない選手同士のプライベートショットを提供している選手もいますし、バラエティ番組や球団が製作するYoutube動画などでファンに向けたメッセージを送る選手たちも見られるようになりました。そこで今回は特に目立つ4人のムードメーカーとも言うべき選手たちを紹介します。
 

杉谷拳士(日本ハム)

日本ハムだけにとどまらず、プロ野球全体の元気印と言っても過言ではないのが杉谷拳士。内外野どこでも守れる守備に加えてスイッチヒッターとして長打力もあるというチームには欠かせないユーティリティプレーヤーですが、彼が話題になるのはそのキャラクターです。

例えばシーズンオフになると、帝京高校出身ということでとんねるずの石橋貴明氏とともにテレビ番組に出演し、twitterでトレンドに乗るのはお約束。シーズンに入ってからもコミカルな動きにチームの主砲、中田翔との絡みなどでチームメイトやファンから爆笑を誘うこともしばしば。また、日本ハムにとっては敵地である西武ドームでの打撃練習中にはウグイス嬢にアナウンスでイジられるなどムードメーカーとしてのエピソードには事欠きません。

ちなみに今季は石橋貴明氏が自身のYoutubeの番組制作した「噂のスギノール」という楽曲で登場するように。代打で登場した暁にはその日一番の盛り上がりを生み出しています。
 

松田宣浩(ソフトバンク)

4連覇を狙うソフトバンクのムードメーカーと言えば、マッチこと松田宣浩。ホームランを打った後にベンチに戻って来てから行う「熱男!」パフォーマンスはもはやおなじみですが、STAYHOME期間中は自身のインスタグラム内で「#熱男リレー」なるものを考案するほど。野球界だけにとどまらず、とうとう芸能界にもつながり、「報道ステーション」のスポーツコーナーでも特集されるほどの反響ぶりでした。

今季は打率こそ.200(8/16現在)とやや振るわないものの、持ち前の明るさはいまだ健在の様子。チームを鼓舞して4連覇に向けてひた走ります。
 

上田剛史(ヤクルト)

ヤクルトのインスタグラマーとして名を馳せているのが上田剛史。アカウントを作ってもそのまま放置するという選手が少なくない中、上田はほぼ毎日のように更新し、なおかつそのクオリティも抜群。開幕戦が延期になったころにはモノマネやインスタライブなどを定期的に開催し、プロ野球開幕を待ち遠しく思っているファンを盛り上げる投稿が目立ちました。

ちなみに上田のムードメーカー的なキャラクターは2015年のヤクルト優勝時にも遺憾なく発揮。某週刊誌に「ヤクルト選手の知人男性」と誤記され、目線を入れたことをネタに優勝祝賀会では「知人男性」と書かれたたすきをかけて参加するなどユーモアセンスも抜群。昨季は故障に泣いて出場機会が減った分、今季のリベンジにも期待していいでしょう。
 

ウィーラー(巨人)

最後に紹介したいのは巨人の新ムードメーカーともいうべき、ウィーラー。開幕直後の6月25日に楽天からトレードで移籍した際はあまり注目されていませんでしたが、巨人移籍直後から明るいキャラクターでブレイク。味方選手がホームランを打ったときのはしゃぎようや練習中にカメラを向けたときにはグラビアアイドル顔負けのポージングを披露するなど紳士の球団と言われる巨人にはいないタイプのムードメーカーとなりました。

肝心の成績の方も35試合に出場して打率.291、6本塁打(8/16現在)と好調をキープ。また打撃だけではなく、ハッスルプレーを信条とした守備も球際の強さを発揮してファインプレーを連発。これも巨人ファンから愛される所以と言えるでしょう。

ちなみにウィーラーと似ているといわれるのはアニメ「ハクション大魔王」。東京ドームのオーロラビジョンにもコラボ画像が写るなど、その様子からは目が離せませんよ!

いかがでしたか? 単に野球をプレーするだけでなく、仲間の選手たちを鼓舞したり、ファンとともに歓声を上げるなど、チームを盛り上げるムードメーカーの存在は必要不可欠と言えるでしょう。今季は自宅でテレビ観戦をする方が多いと思われますが、彼らのようなムードメーカーを見つけるのも楽しいですよ!