今季で40歳になる松坂世代の選手たち

日本人初のワールドシリーズ勝利投手となった松坂大輔 写真:AP/アフロ

最近では「ハンカチ世代(1988年生まれ)」や「大谷世代(1994年生まれ)」など、球界を代表する選手たちが多い世代を「○○世代」とくくることがありますが、その走りとなったのが1980年4月2日から1981年4月1日となる松坂世代。言わずと知れた松坂大輔を中心とした選手たちのことを指しますが、高校時代から注目を集めることが多かった彼らも今季で40歳を迎えました。

最近では監督やコーチに就任するなど、松坂世代の選手たちの多くは現役を去ってしまいましたが、今季から西武へと復帰した松坂を筆頭にまだまだ現役でプレーしている選手も存在します。そこで現役でプレーしている松坂世代をまとめてみました。
 

その1:和田毅(ソフトバンク)

まずは松坂大輔のソフトバンク時代にチームメイトとなった和田毅。高校時代は甲子園大会に出場した際、開会式で横浜高校に在籍していた松坂とツーショット写真を撮ってもらったというエピソードがありますが、早稲田大学を経てダイエー(現ソフトバンク)に入団すると松坂の良きライバルに。

メジャーでも4シーズン登板し、2016年にソフトバンクへと復帰するといきなり15勝を挙げて最多勝を獲得するなど、熟練の投球術を見せて復活を果たしました。

故障明けとなった昨季は12試合に先発して4勝。交流戦の優勝が懸かった場面で先発して見事に勝利するなど、その存在感は未だに不変。今季もベテランならではの投球が期待されます。
 

その2:藤川球児(阪神)

超豪華メンバーと称された松坂世代ですが、意外にも名球会(2000本安打or200勝or250セーブ)の達成者はゼロ。しかし、250セーブまで目前に迫っているのが阪神のクローザーとして復活を果たした藤川球児です。

高校時代は2年生の夏に甲子園大会に出場しましたが、世間の注目を集めたのは中継ぎ投手に転向した2005年。この年からセットアッパーとしてチームの勝ちゲームを担うようになり、チームの優勝に貢献。150キロを優に超えるストレートはホップするように上がってくるとして数々の強打者がてこずる魔球として名を馳せました。

やがてメジャーに挑戦し、四国アイランドリーグを経て阪神へと復帰すると衰え知らずのストレートを武器にクローザーとして定着。これまでに日米通算243セーブを記録して、名球会入りにあと7セーブに迫りました。今季での達成が濃厚とされる大記録だけにぜひ注目しましょう。
 

その3:久保裕也(楽天)

松坂世代の選手というとほとんどが甲子園大会の経験者ですが、高校時代は無名でもブレイクした選手はいます。その代表格と言えるのが東海大学で大化けした久保裕也でしょう。

大学3年生時には東都大学リーグのMVPに選出されるなど華々しい活躍を見せて巨人に入団。先発リリーフを問わない獅子奮迅の活躍を見せました。

しかし、2013年に故障でシーズンを全休したのをきっかけに故障しがちになり、2015年にはとうとう巨人を退団。移籍先のDeNAではわずか9試合の登板しかなく、2016年オフには戦力外通告を受けましたが、楽天へ入団すると中継ぎ投手として復活。昨季でプロ野球史上101人目となる通算500試合登板を果たすなど息の長い選手となりました。
 

その4:渡辺直人(楽天)

投手ばかりが目立つ松坂世代の選手たちですが、野手でも村田修一や森本稀哲らがいますが、そのほとんどが現役を引退。現存する松坂世代最後の野手となったのが楽天の一軍打撃コーチを兼任する渡辺直人です。

大学、社会人野球と渡り歩いてきたためプロ1年目となったのは松坂がメジャーへ移籍した2007年からという遅咲きの選手ですが、堅実な守備とシュアなバッティングが評価されて間もなくレギュラーを確保。

その後横浜→西武と球団を渡り歩き、サード、ショートなど内野ならどこでも守れるというユーティリティプレーヤーとして評価され、2018年からは古巣の楽天へと戻ってきました。今季もいぶし銀としての活躍が期待されます。