恐怖の小姑…近親愛?実家に入り浸り続けた美人“義妹”が消えた理由

台湾卓球界の貴公子ジャン・ホンジェさんと2016年に結婚した福原愛さん。イケメン夫との生活は、さぞかし順調と思いきや、モンスターな小姑に悩んでいるとの話も……。実は、嫁姑問題に次いでよく聞かれるのが、小姑、つまり夫の姉妹との確執なのです。

台湾卓球界の貴公子ジャン・ホンジェさんと2016年に結婚した福原愛さん。イケメン夫との生活は、さぞかし順調……と思いきや、モンスターな小姑に悩んでいることが文春砲で暴露されました。
 

実は、嫁姑問題に次いでよく聞かれるのが、小姑、つまり夫の姉妹との確執です。
 


 

夫実家で同居中の30代妻。悩みは、ただひとつ……

長野県にお住まいの深山しのぶさん(32歳・仮名)が同じ会社に勤めるご主人と結婚したのは、今から3年ほど前のこと。結婚後は、利便性を考え会社のすぐ近くにある義実家で同居生活を始めました。
 

明るい人格者で公務員の義父、物腰柔らかい銀行員の義母との暮らしは、しのぶさんいわく「実家で暮らしていたとき以上に快適!」なのだとか。ただひとつの悩みを除いては……。
 

「義妹が、ちょっとね……」
 

口の端にかすかな笑みを浮かべ、しのぶさんは語り始めました。
 

「私たちが結婚を決めたとき、義妹は東京に出て一人暮らしをしていたんです。なので結婚前の顔合わせのときは会えず、結婚式のときに初めて会ったんですよ。義妹はおしゃれなワンピース姿で現れ、ニコニコしながら写真をたくさん撮っていました。大学生時代は読者モデルのようなことをしていたそうで、とてもかわいらしいお嬢さんだな、さすが東京に住んでいる子は違う! そう思ったことを覚えています」
 

式当日は何事もなく終わりましたが、翌日、結婚式に招待した友人たちから「ねぇ、なんで義妹さん“白いワンピース”を着ていたの?」と、問い合わせのメールがばんばん入ったといいます。
 

「私はまったく知らなかったのですが、結婚式で花嫁以外の人が白い服を着るのはマナー違反だって教えられて。まぁ、義妹は夫と7歳ほど年が離れているので、私と同じように知らなかったんじゃないかな?と、そのときは笑って済ませたんです」
 

そうして笑って済ませていられたのも最初のうちだけだった、としのぶさん。
 

「去年の今頃かな。義妹が地元の男性と結婚し、こちらに戻ってきたんです。ウチのすぐ近くのアパートを借りて住み始めたのですが、それからは毎日のように我が家に入り浸りで……」
 

上げ膳据え膳は“当たり前”の義妹?

「義妹のご主人は農業系の仕事で朝が早く、5時前に起きて5時半頃には出社していくそうなんです。専業主婦の義妹は、ご主人が出社すると我が家に直行。6時には居間にどっかりと腰を据え、私に対して『お茶!』だの『お腹空いた!』だのわがまま三昧。自宅から洗濯物を持ってきて『これ洗っておいて!』『あと、今夜は旦那クンが好きな甘辛い煮物作って!』って。命令口調で言うようになったんです」
 

兼業主婦のしのぶさんにとって、いくら通勤時間が短いとはいえ朝は貴重な時間です。家族4人分の洗濯物を仕込み、夕食の献立を考え、畳敷きの居間にほうきをかけて……と、やらなければならない家事・用事はたくさんあるのですが、義妹が来るようになってからは、言いつけられる用事をこなすので精一杯だったそう。
 

しのぶさんが会社から戻ると、おかしの空き袋や、飲み物が乾いてこびりついたグラスやマグカップが散乱しており、夕方になっても家に帰らず飲み食いを続けた義妹が帰る頃には夜10時をまわっている状態。そこから、しのぶさんがひとりで後片付けする生活が続いたといいます。
 

「最初のひと月は我慢したんです。義妹もまだ結婚したばかりで家事のペースをつかむのが大変なのかもしれない。しばらく離れていたから、実家が懐かしいのかもしれない。そういえば、やたらと夫にジャレてるなぁ、兄妹仲良くてかわいいじゃん!って。
 

でも、土日も我が家に来て、朝・昼・夜と上げ膳据え膳を要求され、土日に夫とふたりで出かけようとすると、必ず義妹も同行するようになって。あれ、これはさすがにおかしいんじゃ?って思うようになりました」
 

基本的に義父母は義妹に甘く、また、忙しそうに働く義父母に負担をかけるのも……と考えたしのぶさんは、義妹を近所の喫茶店に呼び出して話をしたといいます。
 

「意を決して言ったんです。毎日来られるのは迷惑なので、せめて週2度程度にしてほしい。土日は自分たちにもやりたいことがあるし、ふたりで出掛けたいときだってある。土日に家に来るのはかまわないが、私たちに同行するのはやめてほしい、って」
 

義妹から飛び出した“驚き”の罵声

すると、義妹は愛らしい顔を般若の様相に変えて激高したといいます。
 

「はぁ? 嫁の分際で生意気なことを言うな! アンタは黙って、私の言うことを聞いていればいいんだ! 私からお兄ちゃんを奪ったクソ女のくせに!!」
 

「ブラコンなんだなぁとは思っていましたが、まさかここで本音を叫ぶなんて……びっくりでした」
 

でも。これらすべては、しのぶさんの作戦でした。なにしろそこは、ご近所さんが集う喫茶店。怒り狂って「私からお兄ちゃんを奪った、クソ女」と叫んだ義妹の姿は、噂好きのおばさまたちの知るところとなり、あっという間に「顔はかわいいのに、中身がクソな義妹」との噂が広がったといいます。
 

「義妹自身は、あのとき私に怒鳴ったことで“今後は自分の言うなりになる”と思ったのでしょうね。それからしばらくは、これまで通り毎日のように家に来ては、洗濯しろ、掃除をしにこい、買い物をするから金を寄越せ、お兄ちゃんと寝る部屋を別にしろと、わがままを言い続けていました。
 

でも、噂が義妹たちの元にも届いたのでしょう。パタリと訪問が止んで、その後すぐに義妹夫婦は離婚。彼女は私たちには何も言わずに東京に戻っていきました」
 

やはり噂を耳にした義父母からは『私たちが甘やかしすぎてしまった。育て方を間違えてしまった。本当にごめんなさい……』と謝られたというしのぶさん。夫は『え!? なんでおまえが俺のことを妹から奪ったことになるの!? すげぇ気持ち悪いんだけど。そ、そ、そういえば、義妹が撮影した俺たちの結婚式の写真、全部俺とのツーショットだった気が……』って、涙目で震えていたといいます。
 

「義妹から兄も地元も奪う結果になってしまったので、ちょっとひどいことをしすぎたかな?とも思うんですが、兄妹で結婚するのはどだい無理なことなので……」
 

以後は、とても幸せに暮らしているというしのぶさん。
 

“優しい舅姑”はとても素晴らしいものですが、優しさゆえの「叱らない育児」の結果、育て方に失敗した“困った小姑”が現れる可能性も少なくありません。結婚生活には、否が応でも本人同士以外の人間関係が絡んでくるもの。ひどい小姑に当たってしまったら……しのぶさんのように周囲を味方につけて賢く撃退するのもアリなのかもしれません。

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