「かねてよりお付き合いさせていただいている方と結婚することになりました」

合成麻薬MDMAの所持容疑で逮捕された沢尻エリカ事件や安倍首相の「桜を見る会」公選法違反疑惑……と、立て続けに発覚した一連の大スキャンダルで、すっかり影を潜めてしまった感も否めませんが、11月12日の午後11時。人気アイドルグループ『嵐』二宮和也さん(36)の結婚が公式的に発表されました。お相手は交際5年になる2歳年上の姉さん女房である元フリーアナウンサー・Iさん。Iアナはすでに芸能界を引退し、事実上は二宮さんが生活を支えるかたちになっている……とのことです。
 

さらに、ファンクラブサイトには直筆のコメントを掲載。デビューから20年間応援してもらったファンへの感謝をつづるとともに、
 

「嵐の一員として、人生の半分以上を過ごして参りましたが、ここで一人の男としてケジメと決断をし、今日、ファンの皆様に、ご報告させていただきました」

……と、誠実な報告をもなされたといいます。
 

まさに日本国民の大半が「寝耳に水」状態のサプライズ・ニュースであったわけですが、このタイミングでの公表は、デビュー20周年記念日に行われた会見での「SNS全面解禁」や「来年の国立競技場でのコンサート開催」「アジア4都市でのキャンペーン」……ほかの一大ビッグイベントの告知や、皇居前広場で開催された天皇陛下の即位を祝う民間主催の「国民祭典」の祝賀式典に出席し、天皇皇后両陛下が見守る前で奉祝曲を披露……と、嵐にとっての重要な行事が一段落ついたことが背景にある……という見方も、一部マスコミの間では囁かれておりました。
 

一方で、
 

「もちろん祝福する気持ちはあるけれど、せめて活動休止まで待ったほうがよかったのでは……?」
 

……といった「いささか性急過ぎた結婚のタイミング」に疑問を呈する声もあり、「なぜ今なのか!?」の真相は、いまだほんのりと闇に包まれたままなのが、実状なのではないでしょうか。
 

妊娠してない=セーフという論調

そんななか、ネット上でけっこうな頻度で目にしながら、ぼくがどうも看過できない、とある一つの見解があります。
 

「結婚相手の女性が妊娠していないから、タイミングはともかく順番としてはセーフだろう」
 

……みたいな論調のものです。
 

なぜ、ちまたのわりと最大公約数的な人たちは、こうも「結婚→子づくりに励む→ご懐妊」といったタイムスケジュールに固執するのか、ぼくにはさっぱりわかりません。婚前にセックスしていないカップルなんて、イマドキ滅多にいないじゃないですか!
 

「夜の営みは結婚してから」って、いつの時代の話? カラダの相性をロクに確認しないまま安易に籍を入れてしまうほうが、逆に危険なのでは……?
 

このヒトとなら結婚したってかまわないかも……だけど、結婚して生活環境がガラッと変わってしまうのも、なんとなく怖いな──男女ともが働きざかりの恋人同士なら、こういった風な葛藤を抱きながら“あと一歩”を踏み出せないケースも多いのかもしれません。だったら「とりあえず避妊はせず、妊娠したらしたで、それをきっかけに結婚を決断する」のは、じつに健全な発想であって、とくに男女雇用機会均等が叫ばれる昨今においては、むしろ自然な流れだと、ぼくは考えます。
 

重要なのは避妊に対する「お互いの同意」であって、仮に女性側が避妊を求めたのに、男性が一瞬の快楽や億劫さにかまけて済し崩し的に避妊を怠ったのなら、また話は変わってきますけど、同意のうえでの“ガチな性交渉”であれば、他人からとやかくケチをつけられる筋合いなんて、ありゃしない。
 

「結婚」という制度にすら“疲弊”が指摘されているこのご時世──もう前近代的な古い慣習や道徳観に囚われた「順番」にこだわらなくてもいいでしょう。そもそも「デキ婚」って造語のネガティブな響き自体がものすごく下品で、昔からぼくは大の苦手だったりするのです。